JUCE 社団法人 私立大学情報教育協会
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平成23年度 短期大学教育改革ICT戦略会議 開催報告

開催日 平成23年9月7日(水) 13:30〜16:30

会  場 アルカディア市ヶ谷(東京、私学会館)
     
主  催 公益社団法人 私立大学情報教育協会
     
参加対象
国公私立短期大学の学長、学科長、学科教員、事務局長、事務職員
     
参加者数 24名(21短期大学)
     
開催趣旨  社会・企業が即戦力となる人材育成を強く望んでいることに加え、大学・短期大学においてもキャリア教育・職業教育が義務化されたことから、各大学は就業力の向上に向けた教育の充実に取り組んでいる。しかし、入学者の基礎的能力低下の問題もあり、ジェネリックスキル(社会人基礎力)の育成が重要な課題となっている。
 本会議では、社会が強く求めるジェネリックスキルの中核をなす「コミュニケーション能力」の育成に焦点をあて、限られた修学期間の中で各大学、各教員がどのように取り組み、どのような課題・問題を抱えているのか、社会・企業が何を期待・要望しているか等について事例紹介・討議を通じて明らかにし、大学・教員間だけでなく社会・企業関係者が連携を深め、この課題を解決する契機としたい。


プログラム


開会挨拶 短期大学会議教育改革ICT運営委員会
戸高 敏之 委員長
   
事例紹介 「事例紹介1 「就職できるコミュニケーション能力育成」
  桜の聖母短期大学 進路部長、生活科学科教授 加藤 竜哉 氏

 授業科目だけでなく正課外活動での体験を通じて、就業社会で役立つコミュニケーション能力を育成している。また、地元企業・卒業生との連携により実務教育に対する企業ニーズを把握し、教育内容に反映している。これらの取り組みについてコミュニケーション能力の診断・評価方法および教育効果、支援体制などにも言及して紹介した。 
 
事例紹介 「事例紹介2 「日本語運用能力の向上とコミュニケーション能力育成をめざして」

  大阪城南女子短期大学 人間福祉学科教授 小林 孔 氏
 共通基礎科目を設置して、基礎的日本語能力である「書く・話す・読む」の育成を強化するとともに、応用的発展的な科目を設け、学生自らが地元地域を取材し、ミニコミ誌を発行する中で、実際に自分のことばと視点で取材・編集、情報を伝える力を育成しており、これらの取り組みを通じたコミュニケーション能力の育成について紹介した。
 
全体討議 「全体討議 「コミュニケーション能力の育成を連携の中で探る」
 学生のコミュニケーション能力の育成が社会から強く望まれ焦眉の課題となっている。しかし、「コミュニケーション能力」は多様な基礎能力を基盤に発揮できる総合的な能力であり、育成の在り方、到達目標の想定も多様である。本討議において、事例紹介や本運営委員会の提案及び参加教職員の経験談など企業関係者を含めた意見交換を通じて、短期大学が目指す能力と社会が求める能力のマッチングや短期大学が取り組むべき課題の共有の可能性など、より充実したコミュニケーション能力育成を目指した大学・教員、企業による連携の契機とした。
   
事例紹介  株式会社ホテルオークラ 事業管理部総務人事課        坂東 八栄 氏
 株式会社オンワード樫山 東京地区・関東管理部販売人財課 森村 国生 氏
 株式会社スタジオアリス 人事部採用担当部長         大西 康雄 氏
   
討議 基礎能力として必要なコミュニケーション能力の洗い出し、社会とのマッチング、課題への取り組みについて、大学・教員、企業による連携を織り交ぜた進め方を本委員会から提案し、参加者を交えて意見交換した。
JUCE 私情協事務局 
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