開催報告
- 参加者: 93名(54大学、4賛助会員)
開催報告詳細・参加者レポート
研修の模様
全体会の様子 | 岡本史紀氏(芝浦工業大学) | 木村増夫氏(上智大学) |
正木卓氏(同志社大学) | 川嶋太津夫氏(神戸大学) | 久保田学氏(早稲田大学) |
討議の様子(1) | 討議の様子(2) |
開催趣旨
大学職員には、大学の直面する課題を認識し、その解決に必要な情報を収集・分析・評価し、解決策を提案・実行する情報活用能力と実行力、組織マネジメント能力が求められる。
本コースは、学士課程教育が直面する危機的状況を認識し、これを打開するために大学職員が担うべき職務を再認識し、課題解決に向けて力が発揮できるよう、ICT(情報コミュニケーション技術)の戦略的な活用、情報システム構築の課題、情報の取り扱い、持続可能な情報環境の在り方などを中心に研究討議する。
期待される成果
- 大学教育を取り巻く環境の変化について認識を深めるとともに、今まで気づかなかった自大学の現状や課題を発見する。
- これからの大学職員に求められる役割を大学の教育目標との関係から捉えなおし、大局的な視野でコーディネートやマネジメントに関わろうとする意識を獲得する。
- 大学の情報化を推進しようとする際に向き合わなければならない人的、組織的課題を認識するとともに、これを解決する上での視点を獲得する。
- ここで培った他大学職員との人的ネットワークを活用し、研究講習会終了後も自大学の課題解決にあたっての情報収集や意見交換を行う場を形成する。
参加対象者
- 私立大学・短期大学に所属する教職員(当協会への加盟・非加盟は問いません)
−「基礎講習コース」への参加経験は問いません。
−所属部署は限定しません。
−中堅職員(採用後おおむね3年以上)を対象として、テーマに興味・関心のある方、 自大学での課題解決のために情報収集を必要とする方(すべてのテーマにおいて教職協働が重要な課題であることから、教員の参加も可能です) - 本研究講習会の開催内容に関連する当協会賛助会員企業の方
日程・会場
日程:平成23年11月9日(水)午後0時45分〜11日(金) 正午解散
会場:浜名湖ロイヤルホテル (〒431-0101 静岡県浜松市西区雄踏町山崎4396-1TEL:053-592-2222)
※ 本研修は合宿研修となります。参加者は全員上記ホテルへ宿泊いただきます。
※ 原則として1部屋2名で、部屋割り当ては当方で行います。健康管理については十分ご留意ください。
※ 最寄り駅JR東海道本線「舞阪」駅(東海道新幹線「浜松」駅より約5分)より送迎バスを用意しております。
募集定員
180名
参加費
参加費: 加盟校・・・1 名につき28,000円 / 非加盟校・・・1 名につき56,000円
参加費の支払い方法は、「参加費の支払い」をご覧ください。
その他に、宿泊費(2泊5食付)として27,500円を1日目受付時に直接ホテルへお支払いください。
申し込み方法
各大学で参加希望をおとりまとめの上、10月19日(水)(延長しました)までに、本研究講習会Web サイトからお申込いただくか、FAX参加申込書にご記入いただき下記宛にFAX願います。参加申込者についての必要事項は必ず全員分記入してください。
(当初の申込期限を延長させていただきます。申込みのご希望があれば、大学でとりまとめを待たずにお早めに個別にお送り下さい。事前研修がありますので、早めの申込みを希望いたしますが11月5日(土)までは通常受付いたします、それ以降になる場合は事務局野本までお問い合わせ下さい)
※ FAX:03-3261-5473(お問い合わせTel:03-3261-2798)
参加費の支払い
参加費は、大学ごとに一括して11月2日(水)までに銀行振込によりお支払いください。
(追加でお申し込みの場合など、講習会後の振込でも構いません、野本までご相談ください)
<振込先> りそな銀行 市ヶ谷支店 普通預金口座
口座番号:0054409
名 義 人:私情協
シジョウキョウ
※ お願い:振込名義に「oy23」の記号を追記願います。
※ キャンセルの場合は11月2日(水)までにご連絡いただければ振り込み手数料を差し引いた参加費を返金します。それ以降のキャンセルは、資料代等の実費を請求します。
※ 当日のキャンセルは、ホテルのキャンセル料が100%発生しますのでご了承願います。
プログラム概要
◆ 事前・事後コミュニケーション
10月中旬から研究講習会前日まで、分科会ごとに事前の研修準備としてメーリングリストもしくはWebを利用して意見交換、ミニレポート、情報収集等を行います。これらの進め方については、参加申し込みされた方にメールで個別連絡差し上げます。
研究講習会終了後は、各分科会でレポートや最終成果物の作成、行動計画の起案等を行い、研修の成果を大学で活用できるようにメールでコミュニケーションを継続します。
◆ 全体会(初日午後0時45分〜午後3時25分)
@ イントロダクション
研修運営委員長より本コースの開催趣旨と大学を取り巻く様々な課題について解説を行い、研修を始めるにあたっての基本的な認識を共有します。
A講義
研修運営委員より次の観点から解説を行い、情報活用戦略を構想・設計し、その運用と評価を担う大学職員のあるべき姿について考察します。
- 情報を活用するとはどういうことなのか?
- 情報を取り扱うことにおける課題とは?
- 「戦略情報」が成功しないのはなぜか?
- 「教育情報公開」という時代の要請に大学はどう応えるか?
A情勢研究「大学の情報公表」川嶋太津夫氏(神戸大学大学教育推進機構教授)
学校教育法及び大学設置基準等により教育研究活動等の状況を公表することが規定されています。しかし、日本の大学はその目的を認識しているのでしょうか。公表の基準がない中で大学間の相互比較はできるのでしょうか。ここでは、次の観点から教育情報の公表について考えてみます。
- 中央教育審議会での議論の経過
- 情報公表の現状(国立大学を中心に)
- 情報公表のあるべき姿
C 分科会オリエンテーション
分科会の進め方とディスカッションを活性化する「創造的技法」の解説など、分科会のオリエンテーションを行います。
◆ 分科会(初日午後3時45分〜最終日正午)
全体会終了後、次の6つの分科会に分かれ、テーマ別研修を行います。いずれかひとつの分科会を選んでください。各分科会の概要は、各ページをご覧下さい。
第1分科会 「ポートフォリオ」や「学生カルテ」などの学生情報を活用するためのICTマネジメント
第4分科会 大学図書館が取り組むべき学習支援・教育支援の探究
第6分科会 教職員・学生間のコミュニケーションを活性化するICT活用戦略