お知らせ:参加者募集を継続しますので、申込締切を延長します。参加費の振込期日もご相談下さい。
「主体的な学びの推進と全学的な教学マネジメント」
学生一人ひとりが知識・技能と思考力・判断力・表現力を持ち、自分の目標を自分で見出し、多様な人々と協働できる能力を生涯に亘って身に付けられるよう、これまでの「知識伝達型教育」から、教員と学生、学生同士、学生と地域社会など双方向で学び合う「問題発見・解決型学修」へ大学教育の質的転換が急がれています。
未来を担っていく若者に最良の学びの場を提供し教育の質保証を目指していくには、教員中心の科目編成から学位プログラム中心のカリキュラムの体系化、成績管理の厳格化、学修成果の可視化、客観的な教育活動情報の収集・分析など、質的転換を推進していくための教学マネジメントが不可欠となっております。
そこで、本研究講習会ではアクティブ・ラーニングの重要性と課題、情報通信技術を利活用した学修環境を確認する中で、教学マネジメントの体制を確立する取組みの試みや方向性を共有し、あるべき姿を考察します。
日程・会場
日程:平成27年12月19日(土) 11:00〜16:00(受付:10:30から)
会場:京都産業大学 (京都府京都市北区上賀茂本山) 5号館3階
※地下鉄「国際会館駅」から→京都バス(40系統)で「京都産業大学前」下車
参加対象者
- 私立大学・短期大学に所属する職員及び教員
−テーマに興味・関心のある方で自大学での課題解決のために情報収集を必要とする方
−本協会への加盟・非加盟、基礎講習コースへの参加経験、所属部署は問いません。
- 賛助会員企業の社員
募集定員
120名(申込先着順)
参加費
参加費: 加盟校・・・1 名につき20,000円 / 非加盟校・・・1 名につき40,000円
参加費の支払い方法は、「参加費の支払い」をご覧ください。
申し込み方法
申込方法:「申込書」に記入いただきFAXで申込みください。
締切は12月14日(月)*申込締切を延長します。ですが定員に余裕があれば受け付けますので問い合わせ下さい。
参加申込書:左のリンクからダウンロードして利用下さい。
※ FAX:03-3261-5473(お問い合わせTel:03-3261-2798)
参加費の支払い
参加費は、大学でまとめて12月16日*申込締切を延長します。までに銀行振込によりお支払いください。
<振込先> りそな銀行 市ヶ谷支店 普通預金口座
口座番号:0054409
名 義 人:私情協
シジョウキョウ
※ お願い:振込名義に「oy27」の記号を追記願います。
※ キャンセルの場合は12月15日までにご連絡いただければ振り込み手数料を差し引いた参加費を返金します。それ以降は、資料代等の実費を請求します。
プログラム概要
(1)会場校挨拶 11:00〜11:15
大和 隆介 氏(京都産業大学副学長)
(2)イントロダクション(ICT活用コースのねらい)11:15〜11:30
木村 増夫 氏(上智学院人事局付主幹、運営委員会委員長)
(3)分科会 11:40〜15:20(12:25〜13:35 昼食休憩・ラーニングコモンズ見学)
【第1分科会】アクティブ・ラーニング
@ 反転授業の活用と普及推進に向けた教職協働の課題
森澤 正之 氏(山梨大学 大学教育センター副センター長)
反転学修を組込んだアクティブ・ラーニングを全学的に展開するための課題として、授業設計・運営の体制づくり、授業効果を測定・評価・改善するための仕組み、教材作成・配信の環境整備、推進・普及するための戦略など、教職協働で考える留意点や課題を紹介します。
A 主体性を育む実践的なキャリア教育(産学連携教育)の取組み
松尾 智晶 氏(京都産業大学 共通教育推進機構准教授)
共通教育科目であるキャリア教育の特性を活かし、専門教育の学修や学生自身が社会へ主体的に関わる意欲向上に資する体系的な取組みを紹介します。
≪オン・キャンパスプログラム≫自らの行動目標を大学生活に見出すとともに学修やキャリア形成に対する意欲向上を目指して、アクティブ・ラーニングを活用する初年次教育科目をポータルとした一連の教育プログラム群
≪オフ・キャンパスプログラム≫実社会や学外組織と関わり、卒業後に社会人が求められる能力を知るとともに、自らの興味関心を明確にして大学での学びの重要性を再確認する、教員・職員・学生が連携して実践する一連の教育プログラム群
B 質疑応答
・ミニ事例:アクティブラーニングにおけるラーニングコモンズの活用について(関西大学)
【第2分科会】教学マネジメント
@ シラバスの相互点検による学士力の明示に基づく修学指導の取組み
河合 儀昌 氏(金沢工業大学 情報処理サービスセンター所長)
学生自らが積極的に学修できるような「学生中心型の教育」への展開を図るため、教員による授業内容の自己点検評価と大学組織としての点検評価をIRデータにより検証し、学生一人ひとりの学修指導を展開する教職協働による指導体制への試みを紹介します。
A 教育の質的転換を実現するための教学マネジメント体制確立への試み
梅澤 修 氏(横浜国立大学 大学教育総合センター長)
教育の質保証に向けた教育方針の明確化、教育課程の体系化、厳格な成績管理化、学修成果可視化の取組みをIRデータとして整備し、大学のポリシーに合致した教育の質保証を展開するため教職協働によるカリキュラムの相互改善を通じて全ての教職員が参画する教学マネジメント体制に向けた取組みを紹介します。
B 質疑応答
(4)総括 15:30〜16:00
・ 教育の質的転換とICT活用の戦略
井端 正臣 氏(私立大学情報教育協会事務局長)
学生の学力の問題が取りざたされる以上に、教員による一方向的授業から学生の主体性を引き出し、伸ばす能動的学修に転換していくことの重要性、ICTを活用した教育改善の視点を明示し、全学的に展開していくために教学マネジメントにICTを戦略的に活用していく方向性を本協会の調査結果をもとに分かりやすく紹介します。
(5)施設見学
@ 雄飛館ラーニングコモンズ
12:25〜13:35の昼食休憩時間を利用して見学を行います。
A 神山天文台
希望者にはオプションとして見学が可能です。16:10〜16:45の間で予定しますが、希望者多数の場合はグループに分けますので、見学開始までお待ちいただく場合がございます。