日 時:平成24年3月7日(水)13:30〜17:00(人材ニーズ交流会)
17:30〜19:00(情報交換会)場 所: 新宿住友ホール (東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビルB1)
大学参加者 :68大学 99名
企業参加者 :23社 43名
経済産業省、情報処理推進機構 各1名 合計144名
本協会では、人材育成に対する大学と企業等のミスマッチの解決に向け、産学関係者が相互に意見交流を行う産学連携の仕組みづくりに取り組んでおります。平成23年3月の第2回産学連携人材ニーズ交流会(情報系分野)では、大学と産業界の双方で産学連携の意義についての賛同は得られましたが、具体的な連携を議論するところまでは至りませんでした。そこで、第3回産学連携人材ニーズ交流会では、人材育成に対する大学と企業等のミスマッチの解決に向けた双方の意識合わせ行い、連携の実現に向けた以下の取り組みの議論を進めたいと考えております。 一つは人材育成の目標・水準、求める人材像について、産学関係者が意見交流する場づくり、二つは実現可能なテーマで大学と企業が連携を具体化して取組むための実施に向けた検討を行う予定としております。
1.開会挨拶
向 殿 政 男 氏 (公益社団法人 私立大学情報教育協会会長)
2.情報系人材教育についての意識合わせ
大原 茂之 氏 (東海大学専門職大学院教授)
高田 哲雄 氏 (文京大学情報学部教授)
「情報コンテンツ・サービス系」教育の学習到達目標(案)について、事前アンケートを踏まえた意識合わせを行った。
「情報コンテンツ・サービス系」教育の学習到達目標(案)
「情報通信系」教育の学習到達目標(案)
3.大学と企業のマッチングに向けた取り組みについて
大原 茂之 氏 (東海大学専門職大学院教授)
産学連携のマッチングについて、事前アンケートを踏まえた報告と実現に向けた調整等について説明を行なった。
4.産学連携戦略について
(1) 製造 、情報、金融・保険等の4社の説明
産学連携を本格的に展開するための具体的なイメージについて理解を深めるため、産業界の目指す方向、各社の社員教育の実情と大学教育への要望等について、製造 、情報、金融・保険等の4社から情報を活用している現場状況の報告を行い、ICTを活用する人材育成のための連携を積極的に進めるための方策について、大学と企業双方で確認した。
<発表者>
1.dSPACE Japan 株式会社 2.東京海上日動火災保険株式会社
3.トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 4.日本電気株式会社
(2) 社会スタディの場の構築について提案
井端 正臣 氏 (公益社団法人 私立大学情報教育協会事務局長)
学生を対象とした連携として、ICTを活用する産業の将来性や社会的役割、雇用の実態などの現場情報を学ぶ機会を提供するため、「社会スタディの場」の構築について、本協会から提案を行った。提案について参加者に挙手で賛否を求めたところ概ね80%以上の賛同が得られた。
5.産学連携事業の戦術に向けての討議
社会の信頼に応えられるICTを活用人材教育を実現するため、大学、産業界が連携を具体化して取組むための意見交換を行い、学生を対象にした「社会スタディの場」の構築について、連携の戦略と実施に向けた意見交流を行った。 「社会スタディの場」の構築について参加者に挙手で賛否を求めたところ参加者の80%程度から賛同が得られた。
6.IT人材育成強化加速事業について説明
経済産業省 情報処理推進機構
経済産業省の委託を受けて情報処理推進機構が推進している、IT人材育成強化加速事業、産学連携IT人材育成プラットフォームの推進状況を報告いただいた。
7.まとめ、総括
情報系人材教育についての意識合の今後の検討方向、教員の学外FDを中心にした産学連携マッチングの進め方、社会スタディの場の検討などについて、討議の内容を踏まえた総括を行なった。
8.情報交換会
参加者の相互交流の場として、47階会議室で情報交流会を開催、約70名が参加し、意見交流・情報交流を行った。
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