社団法人私立大学情報教育協会
平成18年度第1回経営工学教育IT活用研究委員会議事概要

T.日時:平成18年4月21日(金)午後5時30分から午後7時30分まで

U.場所:私情協事務局会議室

V.渡辺委員長、玉木、細野、後藤、佐々木、中島各委員、井端事務局長、木田

W.議事進行

(1) 経営工学出身者のキャリアプランニングについて
 
玉木委員より、資料「経営工学人材のキャリアプラニング」について説明がなされた。この資料は、前回配布されたものに対して、委員の意見を踏まえ修正を加えたものである。詳細は配布された資料を参照されたい。
なお、この資料では学部卒から実務経験10年までのキャリアプランニングが描かれているが、報告書では、学部卒のキャリアプラニングに焦点を当て、「1.コアカリキュラムを意識した教育の到達目標」に反映することが確認された。
玉木委員の説明について自由討議したところ、下記の旨の意見があった。

  • 学部卒の教育内容のなかで、シミュレーションの基礎などの項目を設けると報告書の授業モデルへと関連付けしやすいのではないか。
    ⇒ シミュレーションの意味合いによって「3)数理・統計:システム工学、OR、統計解析などの基礎」、「4)IT:情報システム管理、アルゴリズム、ネットワーク」に含有されると思われる。
    ⇒ 「3)数理・統計」を「3)数理・解析」へと変更し、その中にシミュレーションを含めるのが適切ではないか。
  • 学部卒のスキル・素養の要件の内容が、製造業に偏っている。一行目の「工場管理」を「製品やサービスを提供する」に修正した方が良い。
  • 学部卒のスキル・素養の要件の「2)SCM(サービスマネジメント)およびロジスティックス等に関連したプロセス志向・システム設計志向」は、「SCMおよびロジスティックス」を独立させても良いのではないか。
  • 学部卒のスキル・素養の要件の「5)コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力」と「6)ドキュメンテーション能力」は統合しても良いのではないか。               

 以上の意見を踏まえ、次回委員会までに玉木委員には修正案を提出いただくことにした。

(2) 報告書の執筆分担について

 報告書の執筆分担について協議した結果、下記の通りに分担することになった。

1. コア・カリキュラムを意識した教育の到達目標
玉木委員

2. 教育現場での課題
渡辺委員長(委員全員の意見を取りまとめ)

3. 教育改善のための授業設計・開発・運営の方向性
渡辺委員長(委員全員の意見を取りまとめ)

4. ITを活用した授業モデルの事例紹介(4モデル×3ページ程度)
      佐々木委員、後藤委員、渡辺委員長・玉木委員、細野委員、米内山委員、越島委員
      ※どの授業モデルを掲載するのかは次回以降検討する。

5. IT活用に伴う課題
渡辺委員長
   
上記担当により各委員には、次回委員会にてA4・1枚程度の概要を持参いただくことにした。