おしらせ: |
開催趣旨
学生一人ひとりが知識・技能と思考力・判断力・表現力を組み合わせて、自分の目標を自分で見出し、多様な人々と協働できる真の学力の育成が急がれています。それには、教員の一方向的な「知識伝達型教育」から、教員と学生、学生同士、学生と地域社会など双方向で学び合う「問題発見・探求解決型学修」への教育パラダイムシフトの転換が要請されています。その一つの手段として、学生の主体性を引き出し・伸ばすアクティブ・ラーニングの普及が喫緊の課題となっています。
本研究講習会では、知識の定着・活用を目指したアクティブ・ラーニングを実現するために、ICT(情報通信技術)の活用技術及び教育改善手法の習得を目的に共通講義と2つのコースを設定しました。
開催日程
平成29年2月22日(水)〜24日(金) 1日目:10:00〜17:00、2日目:10:00〜17:00、3日目:10:00〜16:00
会場
大阪経済大学(大阪府東淀川区)
※会場に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
対象者
授業改善に情報通信技術の活用を希望される大学・短期大学の教員(助教含む)
共通講義
共通講義(1日目)10:00〜14:00 D館42教室
@ 「アクティブ・ラーニングを知る」
家本 修 氏(大阪経済大学情報社会学部教授)
A 「反転授業へのいざない」
向後 千春 氏(早稲田大学人間科学学術院教授)
B 「モバイル版LMSの授業活用」
杤尾 真一 氏(追手門学院大学経済学部准教授)
C 「アクティブ・ラーニングの成功と失敗の事例から」
今井 賢 氏(立正大学名誉教授)
D 「大学教育における著作権問題−その理論と実際」
中村 壽宏 氏(神奈川大学大学院法務研究科教授)
【昼食・休憩】
E 「ICTを用いた学修意欲向上への方略(ARCSモデル)」
家本 修 氏(大阪経済大学情報社会学部教授)
コースのプログラム
学生参加型授業のLMS技術習得コース
<コース概要>
LMS(Learning Management System)を利用した事前・事後学修の展開、授業内での学生レスポンスの取得、双方向性を高めるモバイル利用など、学生参加型のアクティブ・ラーニングに求められる手法とLMSの活用技術の習得を目指します。
なお、ご自身でスマートフォンやタブレットをお持ちの方はご持参ください。
<参加要件>
※ LMSを用いた授業に関心のある方で、ワープロ、パワーポイントなど、基本的なアプリケーションを用いた教材作成ができる方
<事前準備>
※ 授業または事前・事後学修用の教材を作成する資料として、テキストや静止画、プレゼンなどの素材を持参下さい
<コース内容>
【1日目】到達度:ICTを活用した学生参加型アクティブ・ラーニングをイメージできる
10:00 | 共通講義1 | ※ 全員が合同で受講 |
14:15 | 講 義 | 予習、授業、復習でのLMS、ICT利用手法の紹介と解説 |
15:00 | 実 習 | 自分の授業での学生参加型アクティブ・ラーニングをイメージする |
【2日目】到達度:学生参加型アクティブ・ラーニングに向けたICTの機能を理解し、使うことができる
10:00 | 実 習 | 予習でのLMSの利用(資料配信、意見交換、アンケートなどの機能) |
11:15 | 実 習 | 授業中でのLMSの利用(理解度把握、情報交換・共有、相互評価、プレゼンなど) モバイル端末を用いたプレゼンテーションなどの体験 |
13:00 | 実 習 | 復習でのLMSの利用(課題提示・回収、問題演習、教室外での情報交換・共有) |
14:30 | 講 義 | LMSを用いた学修状況の把握(進捗状況、教室外学修時間、教材の評価、レポートのフィードバックなど) |
16:00 | 講 義 | 教材を作成するためのICT技術の解説とデモ(動画教材、電子教科書など) |
【3日目】到達度:学生参加型アクティブ・ラーニングにICTを活用できる
10:00 | 実 習 | ICTを活用した学生参加型授業を設計する |
13:00 | 実 習 | ピアレビューと分野別グループ討議 |
15:00 | 総 括 | 全体討議とまとめ |
反転授業コース(知識・定着確認)
<コース概要>
授業前にコンテンツを配信して知識の伝達を行い、教室授業で知識の定着・確認をグループディスカッションする反転授業の理解を目指します。ここでは、10分程度の映像コンテンツを作成する技術と教室授業で事前学修の理解度を確認し、知識を活用する教え合い・学び合いの授業設計を習得します。
<参加要件>
※ 反転授業に関心のある方
<事前準備>
※ 授業設計の演習資料として、テキストや静止画、プレゼンなどの素材を持参下さい。反転授業用の動画撮影体験用に、スマートフォンやタブレットをお持ちの方はご持参ください。
<コース内容>
【1日目】到達度:反転授業の設計ができる
10:00 | 共通講義1 | ※ 全員が合同で受講 |
14:15 | 講 義 | 反転授業の留意点と対策 |
15:30 | 講義・演習 | ラーニングシナリオの作成方法 |
【2日目】到達度:コンテンツが作成できる
10:00 | 講 義 | コンテンツ作成テクニックの事例紹介 |
11:00 | 演 習 | 各自のコンテンツ作成 |
15:00 | 演 習 | グループ内でのピアレビューと相互評価 |
【3日目】到達度:反転授業を実現できる
10:00 | 演 習 | ラーニングシナリオとコンテンツの見直し |
11:00 | 発表・評価 | プレゼンテーションとレビュー |
募集定員
学生参加型授業のLMS技術習得コース 40名
反転授業コース 40名
(申込先着順)
参加費
加盟校一人当たり・・・・・ 45,000円
非加盟校一人当たり・・・ 67,500円
私情協加盟校の確認は、こちらをご覧ください。
申込方法
申込用紙に必要事項を記入の上、本協会事務局までFAX送信をお願いいたします。
※申し込みの締め切りは2月15日とします。
参加費振込
下記口座に2月16日までに参加費をお振込み下さい。
りそな銀行 市ヶ谷(いちがや)支店
普通口座 0054409
私情協(シジョウキョウ)
※振込手数料は申込者でご負担願います。
※2月16日までにキャンセルの連絡をいただいた場合振込手数料を除いた参加費を返金いたします。それ以降のキャンセルはさらに実費(テキスト代等)もご負担いただきますのでご了承下さい。
お問い合わせ
お問い合わせは電話またはmailにてお願いいたします。
公益社団法人 私立大学情報教育協会事務局
TEL:03-3261-2798 FAX:03-3261-5473
102-0073 東京都千代田区九段北4-1-14 九段北TLビル4F
E-mail: info@juce.jp