サイバー・キャンパス・コンソーシアム
平成20年度 第3回数学グループ運営委員会 議事概要
Ⅰ.日 時 平成20年9月22日(月)16:00~18:00
場 所 私立大学情報教育協会事務局
Ⅱ.出席者 井川、守屋、平野、山崎委員 (事務局 井端、平田)
Ⅲ.検討事項
数学教育における学士力について、サイバーFD研究者の意見を踏まえてさらに検討した。
・数学の学士力(数学基礎力)のまとめ
サイバーFD研究者からの意見(6件)を踏まえて検討した結果、大学での学士力を意識した内容とすることにし、以下の4項目に確定した。
(1)数学のさまざまな概念を習得し、社会生活の中でそれらの意味を的確に理解できる。
(2)数量化・図形化・記号化などの手法により、自然・社会現象を数理的に表現することができる。
(3)数理モデルを活用して、確実に問題の処理ができる。
(4)数学の学習を通じて論理的姿勢を身につけることができる。
・委員会の今後の活動予定
来年度の秋を目処に、今回まとめた学士力よりも詳細な内容として、中教審の参考指針のすべての項目についての学士力を完成させ、範囲としては文系と理系のモデルに分けてまとめる。(今年度は参考指針のうち、数学固有の能力のみに絞ったが、来年度は他分野でも共通の能力も含めて検討する)。また、学士力実現のための教育内容や教育方法(指導方針)、評価の指標についても併せてまとめる。
今後の委員会は、次年度の検討事項を確認するため、20年度内はあと1回開催することにした。
・次回委員会
12月24日(水)または25日(木)のどちらかの16:00頃から開催することとした。