教育学における情報技術の活用
西之園 晴夫(佛教大学教育学部教育学科教授)
平成11年度SCS遠隔共同講義シラバス
授業科目「SCS教育工学特講1」
講義テーマ及び講師
授業研究と教師の成長
藤岡完治(横浜国立大学)、生田孝至(新潟大学)教育実践研究の方法
西之園晴夫(佛教大学)、吉崎静夫(日本女子大学)授業設計と学習方略
赤堀侃司(東京工業大学)、松居辰則(電気通信大学)授業におけるコミュニケーションとその改善
河原清(岩手大学)、吉田雅巳(NIME)総合学習におけるカリキュラム開発の方法と授業実践
村川雅弘(鳴門教育大学)、木原俊行(岡山大学)授業者及び学習者の観察分析評価の方法と授業改善
織田揮準(三重大学)、下村勉(三重大学)質的分析による授業研究方法と授業改善
大谷尚(名古屋大学)、山内祐平(茨城大学)シンポジウム「21世紀に求められる教師の資質能力とその育成」
(講座担当者と参加者による遠隔共同討論)
以上の他に「SCS教育工学特講2」としてやはり半期にわたり、全国の教育工学研究者による授業が隔週で計8回実施されている。その詳細は先のホームページを参照していただきたい。
以上のように大学院レベルの教育について、衛星通信技術を利用して実施しており、わが国のこの分野での第一線の研究者が分担していることは、今後の教育学の教育のみならず研究にも大きな影響を及ぼすものと予想される。さらに、教育学の研究としてインターネットの普及は、教育学部と学校との協力関係をいっそう緊密にすることに貢献している。