歯学教育における情報技術の活用
那須 郁夫(日本大学松戸歯学部助教授)
情報ネットワーク社会への対応の二極化も、歯科医療の変化による経営形態の二極化も、時代の要請に敏感な若い世代の方からすでに自発的に移行が開始されている。
歯科医学教育の現場において、伝統的な歯科医療のスキル教育は、治療の上手な歯科医師を目指すために欠かせないが5)、一方で新しい経営感覚を磨くための歯科医学情報教育も重要である。
参考文献 | |
[1] | 那須郁夫:この2年間に、バームス先生がわが国の歯科界に投げかけたもの、 −「2025年における予測」の成り立ちと背景.日本歯科評論,591号,pp71-82,1992. |
[2] | 今井賢一:情報ネットワ−ク社会.岩波新書(黄-285),1984. |
[3] | 岡野友宏,那須郁夫,田中昌博:歯科医学教育における情報教育のあり方. 日本歯科医学教育学会雑誌,第12巻, pp.144-151, 1996. |
[4] | 川喜田二郎:発想法.中公新書(136),1967. |
[5] | 那須郁夫:新しい領域を取り入れたカリキュラムを考える上での前提と問題点. 日本歯科医学教育学会雑誌,第11巻,pp.19-23,1995. |