心理学の教育における情報技術の活用
中澤 清(関西学院大学文学部教育学科教育心理学専攻教授)
実験データはカンマ区切りのテキストファイルとして出力できるので、表計算ソフトによるデータ処理の実習に発展させることもできる。また図に示すように、この種の教材と異なり、ファミコン世代の大学生の気を引くように、意味もなく仰々しいグラフィックで構成している。なおこれらの内の10教材の簡易版が日本性格心理学会のホームページ(http://www.cis.toyo.ac.jp)にアップロードされている。
観察教材・シミュレーション教材(13教材) 残効 盲点 対比 図と地 群化 主観的輪郭 錯視 錯視の小実験 奥行知覚 大きさの恒常性 仮現運動 運動錯視 オペラント条件づけ 実験教材(6教材) ミュラーリヤーの錯視 鏡映描写 イメージの測定 メモリースパンの測定 記憶の系列位置効果 自己スキーマ
図1 メモリースパンの測定
図2 鏡映描写の実験
図3 自己スキーマの実験