賛助会員だより

東日本電信電話株式会社


「e-learningソリューション」の紹介
遠隔授業システムとディジタルコンテンツ作成支援など


 少子高齢化・IT時代の幕開けなど大学を取り巻く社会環境が変わろうとしている今日、NTT東日本ではITを活用した大学の学習教育・教務事務・学生生活・経営改革をトータルで支援する「University Solution」モデルを提供しております。そのモデルの一つに「e-learning Solution」があり、ネットワーク・データセンター・教務システム・教育システム・コンテンツ作成・運用支援など各機能をトータル的に提供しております。
 今回は「e-learning Solution」として提供した産業能率大学通信教育部の「iNet Campus」(データセンターを活用した遠隔授業システムとディジタルコンテンツ作成支援)を導入事例としてご紹介させていただきます。


1.iNet Campusの概要

 産業能率大学通信教育部では、インターネットを利用した教育形態モデルを正規の授業として提供しています。具体的には、VOD教材視聴・リポート提出・科目履修試験からなる「iNet授業」と、ディスカッションによる協調学習を主体にリポート提出を行う「iNetゼミ」があります。また、事務手続きの受付を行う事務局サービスの提供も実施しています。


2.「iNet Campus」のシステム概要

 インターネットを利用した教育形態モデルを実施するには、システムの24時間の保守運用体制とコアシステム部分からインターネットへの接続の広帯域化を行う必要があることから、信頼性と経済性を加味し、コアシステムはNTT東日本のデータセンターへアウトソースしています。学生は個々にインターネットからアクセスを行い学習を進めます。


3.ディジタルコンテンツの作成支援概要

 iNet授業の映像コンテンツは、提供される授業の体系に合わせてリアルタイム又はVODコンテンツとして撮影・編集を行います。

<リアルタイム配信コンテンツ>
 講義の撮影のみを実施し、システムによるリアルタイム自動エンコード機能により生の講義をリアルタイムに教材として配信します。

<VOD配信コンテンツ−1>
 開催される3日間のスクーリング模様を撮影し、45分程度の単元毎のコンテンツとして編集し、VOD教材として配信します。

<VOD配信コンテンツ−2>
 あらかじめ作成されたシナリオに沿って、特定の場所での講義模様を撮影しVOD教材として配信します。

 講義の映像撮影から編集までの一連作業のプロセスを、今までの放送業界に依存した委託モデルを打破し、より多くの映像コンテンツが作成できるよう作業と経費を軽減させたネットコンテンツの運用モデルを実現しました。


問い合わせ先
東日本電信電話株式会社 法人営業本部
ナショナルビジネス推進部大学高度研究機関担当
TEL:03-3830-9122 E-mail:univ@nb.bch.east.ntt.co.jp

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