賛助会員だより
富士ゼロックス株式会社
ものつくり大学へのプリント枚数上限設定システム導入事例
管理された快適なプリント環境の実現に向けて
ものつくり大学は「ものづくりはひとづくりである」という建学の精神に基づき、技能工芸学部の製造技能工芸学科と建設技能工芸学科の二つの学科で2001年4月に開校しました。それぞれの学科に専用のコンピューター演習室を設置し、学生がPCを使ってインターネットの閲覧やドキュメントのプリントアウトが快適に行える環境への準備がされていました。管理側としては、自由にプリントアウトできる環境は提供したいが、一方では用紙やトナーの使用量といったコストに関わる面では最小限に抑えたいという課題がありました。想定を超えた大量プリントや学業に関係のない私的内容のプリントなどが行われるという事態も懸念され、その対策としてプリントアウト量に一定の制限を設けることが検討されました。
システムの概要
プリント枚数上限設定システム
システムの構築を行った富士通サポート&サービス株式会社(Fsas)との検討の結果、プリント管理については富士ゼロックス製プリンターからプリントジョブ履歴を収集しジョブ内容を正確に把握するプリント管理ソフトウェア「DocuHouseプリント履歴サービス」とオプションソフトウェア「DocuHouse出力制限サービス」を採用、学生ごとの一定期間のプリントアウト枚数に上限を設け上限値を超えた場合にはプリントジョブを削除し、プリントアウトを禁止するプリント枚数上限設定システムを構築しました。
導入の効果
上限枚数の設定は1年間で1人当り300枚(平成14年1月現在)として、やむを得ない理由がある場合は担当教官の申請により上限値の変更、引き上げを行うという運用を行っています。プリント管理システムの稼動を学生に徹底して意識させたことにより、計画的にプリントアウトを行う学生が多く、当初懸念した放置プリントや無秩序な大量プリントもほとんど見られず、用紙やトナーの使用量を最小限に抑えることに効果を発揮しています。今後は学生の利用状況などを見て、「DocuHouseプリント履歴サービス」で取得したプリントジョブのログデータをもとに課金をする受益者負担方式の導入も検討しています。
|
コンピュータ演習質に設置された プリンター |
【目次へ戻る】
【バックナンバー 一覧へ戻る】