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梶原 正宏、向日 良夫、日野 文男、高取 和彦(明治薬科大学薬学部)
いずれもまったく役に立たなかったと回答した学生はいなかった。従来から行ってきた教育方法では「薬学概論」は10%程度の学生しか理解できなかったのに対し、一度の講義で理解できなかった多くの学生のうち、講義後に繰返し再現することで90%近くの学生が理解できるようになった。また、同様に3年生の「有機化学V」では、薬学授業アーカイブスを繰返し再現することにより、80%以上の学生が反応機構や逆合成の考え方を理解するのに役立ったとアンケートに回答している。さらには「薬学演習」の4年生も80%以上の学生が薬学演習授業アーカイブは有用で授業を再現することによって、講義内容や問題解説を理解する上で役立ったとアンケートに答えている。
問1 電子化された情報は学習する動機や意欲を高めるのに役に立ちましたか。 1. 大変役に立った(24.5%) 2. やや役に立った(50.3%) 3. 普通(24.2%) 4. あまり役に立たなかった(1%) 問2 薬学や大学を取巻く環境が激しく変化していることが理解するのに役立ちましたか。 1. 大変役に立った(50.3%) 2. やや役に立った(36.5%) 3. 普通(9.6%) 4. あまり役に立たなかった(0%) 問3 高齢者社会を迎えて医療が変化してきていることが理解するのに役立ちましたか。 1. 大変役に立った(35.2%) 2. やや役に立った(44.8%) 3. 普通(9.8%) 4. あまり役に立たなかった(0.3%)
参考文献 | |
[1] | 梶原正宏, 向日良夫, 日野文男, 高取和彦: 第11回全国大学情報教育方法研究発表会抄録, 2003. |
[2] | 梶原正宏: 平成15年度授業情報技術講習会, pp.12-13, 2003. |