私情協ニュース1
1) | 私立大学等経常費補助は、3,262億5千万円と法科大学院含め45億円増額した。私立大学・大学院等教育研究装置施設整備費補助は、昨年に比べ若干減少の167億8千万円となったが、私立大学等研究設備整備費等補助は、10億千万円増の71億6千万円を確保。 |
2) | その内、情報関係は、経常費補助でトータルとして321億3,900万円を確保。増額は、教育・学習方法等改善支援で10億円増の50億円を確保。電子ジャーナル関係の教育研究情報利用経費で、ニーズが高く予算が追いつかないという現状を考慮し、4億5千万円から8億円とかなりの増額を図った。そのほか、学術情報ネットワーク、学術コンテンツも増額を図った。 |
3) | 情報通信施設と情報通信装置は、若干の減額を余儀なくされ、併せて30億3,500万円、研究設備等整備費補助金も15年度と同額の25億4,600万円を確保。 |
4) | 国民の税金によって賄われているという観点から、補助金の使用についてはぜひ厳正にお願いしたい。 |
* | 日本工業大学大学院での企業を講師として招いた実践的な教育の実施 |
* | 東京工科大学のIT企業出身者の教員陣による実践的な知識と技術の教育実施 |
* | 東京電機大学での企業から募集した課題に現場を体験しながら学び、また自治体と共同のプロジェクト科目を設けての現場教育の実施 |
* | 東京理科大学大学院でのITスキル標準のレベル4程度の実施 |
* | 武蔵工業大学での要求分析、設計、実装、テスト、保守と順序立てたソフトウェア工学の考え方と概要、リスク管理の教育実施 |
* | 明治大学大学院では、今後の課題として、「教員自身が技術の現状にさらされていることが重要で、そのために産学連携を推進することは大いにプラスである」と指摘 |
* | 早稲田大学(人間科学部)でのITのカリキュラム実施 |
* | 神奈川工科大学では実践的なIT技術者教育として実務能力のある教員による現場の実態を反映した講義・演習が必要と指摘 |
* | 金沢工業大学でのコミュニケーションやプレゼンテーションの育成を目指した、成果報告に際しての発表審査会の実施 |
* | 立命館大学は、基礎学力の充実を前提に個別実務能力に特化した教育プログラムで倫理観とコミュニケーション能力の育成を目指し、今後の課題として、受け入れ企業がなく増やす必要があると指摘 |
* | 関西大学は経験豊かな経験者からのアドバイスや指導が必要で産業界から理解を期待したいと要望 |
* | 実際のソフトウェア製作現場を経験した教員が少なく教育内容が偏っている |
* | インターンシップ制度などを受け入れる会社の増加が望まれる |
* | 社会と連携して学生を育てる視点が必要 |
* | IT技術は手段なので手段のために目的を見失うことのないような人材育成を目指したい |