賛助会員だより
丸善株式会社
淑徳大学国際コミュニケーション学部
講義支援システム
「JENZABAR(ジャンザバー)IMS」の導入
淑徳大学国際コミュニケーション学部の駒崎久明助教授よりお話いただきました。
Q.JENZABAR導入の経緯について教えてくださいス
淑徳大学国際コミュニケーション学部では、教育の質の向上が重要な課題となっている今日、「自らで学ぶ実学教育を通した、世界で活躍しうる社会共生実践人材の育成」を目指した教育改革を推進しているところです。この「自らで学ぶ」というのは、大学教育の原点、すなわち単位制への回帰です。ご存知のとおり単位制とは、教室での講義に対して予習・復習を同じ時間だけ費やした場合に単位が認定されるものです。この単位制への回帰のため、学生がシラバスで毎回の授業内容の予習を行い、問題意識をもって講義に望み、講義後は分からなかった個所を自由に質問しその返答を得た上でより充実した復習ができる、といった講義支援ツールが必要だったのです。
Q.JENZABARに決めた理由は?
JENZABARは、インターネットで講義支援を行うツールですから、学生が24時間、時と場所を選ばずアクセスでき、かつ双方向コミュニケーションが可能という特徴があります。例えば、講義でわかりにくかった個所を、講義後の大学のコンピュータ室で、あるいは帰宅した後、JENZABARを通して質問すれば、ヒントや答えが返ってきます。教室での対面講義の効果をより高めることができるのです。
Q.講義の中でJENZABARをどのように位置づけて利用していますか?
講義での配布資料を講義終了後にアップロードしています。また、授業の中で紹介したWWWサイトのリンクや参考図書の紹介も、JENZABARの機能を利用して行っています。ある教授は、授業で必要な資料を授業中には配らず、その代わりに、学生自身がJENZABARから資料をダウンロードし持参しなくてはならない、といったすすめ方をしているようです。
Q.JENZABAR導入前と後で目立った成果は?
「JENZABARを導入したから、学生の成績がよくなった」と言えればよいのですが、そうした結論が直ちに得られるものでもありません。
しかし、JENZABARのアクセスログやダウンロード履歴等を通して、学生の学習状況が把握しやすくなったとは言えます。
Q.JENZABARについて今後期待されることを教えてください
学習状況の把握といえば、私の授業では毎回出席した学生に授業の感想等を書いてもらう、いわゆる「レスポンスカード」を実施しています。このレスポンスカードもJENZABARを通して効率よく回収・集計できればと思います。シラバスの作成から、履修登録、試験など、授業に付随するあらゆる作業のツールとして、JENZABARの完成度が一層高まることを期待しています。
プロフィール:駒崎 久明 氏
淑徳大学国際コミュニケーション学部助教授。東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻。博士課程修了。博士(学術)。「学習支援センター」発足時からのメンバー。
問い合わせ先
丸善株式会社 教育ビジネス推進部
TEL:03-3272-3560 FAX:03-3273-2124
E-mail:
educb@maruzen.co.jp
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