1) | 社会福祉援助技術現場実習指導を5名〜10名程度の少人数クラス(以下、実習クラス)で編成し、教員と学生が信頼関係を結び小集団のダイナミックスを活用できる教育単位を作っています。 |
2) | 第2学年の段階で実習希望の全学生を全教員によって個別面接し、個別支援の必要な学生を把握、教員間で指導方針を確認し、学生の状況に応じた実習準備教育を行っています。 |
図 三つの重層的な学生教育支援
1) | セイフティ・サポート 健康問題や障害など個別の課題を抱えた学生のニーズに対応するサポートで、実習担当教員会議での指導方法の確認を経て、教員による個別指導を軸に展開されます。実習先との協力調整も十分に行い、指導を行う教員をチームで支えます。 |
2) | ベイシック・サポート 実習に伴う実技講習や情報提供を行い、学生の不安を解消し、スムーズに実習に入っていけるようにします。基本介護技術講習、音楽療法講座、実習施設の情報提供、実習報告書や文献など教材情報サービス、実習先との連絡調整、学生ボランティア室などと連携したボランティアの紹介、相談などを行っています。 また、実習中のスーパービジョンを強化する目的で、ITを活用した、担当教員との日常的な交流を行うように環境整備を行っています。実習記録を電子化し情報を共有することを通じて適宜教員からの指導も行うこととしています。 |
3) | プログレッシブ・サポート 実習後の学びをさらに発展させる学習支援や国家試験受験対策、資格取得支援を行います。社会福祉士・精神保健福祉士国家試験の自主学習支援講座、国家試験学習支援誌「ア.ラ.」発行、ホームヘルパー2級養成研修講座の開催、リユニオン・プログラムなどを実施し、発展的学習支援と就職支援を行います。 |
1) | 将来の進路を見つめ、就職活動を支援する総合型 「アフター・ゼミ」と呼ばれています。学習や就職活動などにおける情報交換やサポートを目的に、学生同士が相互に励ましあい研鑽していきます。卒業生から就職活動の経験談を聞くなどの企画も行っています。 |
2) | 特定分野を深める課題研究型 共通した課題を見出した学生が共同学習の場を設定し、卒業生も参加しています。運営は学生主体によるものであり、教員は側面的支援に徹しています。 |
3) | 専門職を志向する学生を支援し研究を深める専門職志向型 福祉・保育・医療現場の専門職として活躍している卒業生とその領域を志向する学生を中心に研究会、交流会を開催しており、医療ソーシャルワーク研究会、精神保健ソーシャルワーク研究会、保育士交流会などが開催されています。学生と専門職として働く卒業生をつなげ、学生の専門職への意欲の高まり、就職情報の取得を支援します。 |