1) | 講義のWebサイトにアップロードされた教材・資料等に事前に目を通し、 |
2) | 事前にオンラインの掲示板の会議室で、学生間で与えられた課題を議論することが求められます。これにより、知識を持ち、論点を理解した学生が講義に出席することになり、質疑応答式講義が可能になります。講義中に議論が終わらず、会議室でその続きが展開されたり、疑問点を解消したり、教員そっちのけで、学生同士で問題を設定して議論が始まったりと、まるで、講義がゼミになったかのような活性化を経験しました。さらに、 |
3) | 講義のVODを使って復習し、あるいは、就職活動・病気等の理由で出席できない学生を補助し、 |
4) | チャットによる個別相談、バーチャルオフィースアワーができるようにしてあります。 |
1) | 「教わる」から「学ぶ」、「受身」から「参加」と学生の受講態度が変わり、 |
2) | 「いつでも、どこでも」学ぶことのできる、「ユビキタス環境」が実現され、 |
3) | 学生間の議論という共同作業による「コミュニケーション」を図ることができ、 |
4) | 全員の目にさらされた発言レポートによる評価は、「成績評価の客観化」に繋がります。 利用を動機付けるために、筆者の講義では、会議室の議論とレポートのみで採点し、定期試験は成績に不満な学生のみが受験するようにしています。参加者が劇的に増えました。 |
5) | また、会議室に「OB・先輩・友人の参加」を依頼し、専門家の意見を聞くことができるようオープンな場にしています。 |
6) | さらに、同じ内容を教えている非常勤の大学も含め、複数大学にまたがって、一つの会議室で議論してもらうことにより、多様性に富んだ意見が出るように工夫しています。 |
(2)サイバーキャンパスへの応用
図 サイバーキャンパス・サイバーコートシステム概念図