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ブラックボードジャパン株式会社


本格化する大学ポータル構築と成功のポイント


■本格化する大学ポータル構築

 2004年秋のキャンパスコンピューティングサーベイによると、米国の大学の50%強が大学ポータルを構築しています。学内外のすべての教育研究に関わる活動をネットワークで支援するもので、「Networked Learning Environment(ネットワーク化された教育・学習環境)」と呼ばれています。


■日本でも日常化する授業Webの運営

 Blackboard社は世界3,000機関、北米約50%の大学にキャンパスポータル構築基盤を提供しています。現在は非技術系での利用が一般化しました。日本でも玉川大学・名古屋商科大学・岐阜大学等で全学ポータル構築、教員支援が実現されています。玉川大学では2004年秋学期に全開講科目の18.9%の授業Webが運用され、教育支援を実現しています。
図1 玉川大学のBlackboard@Tamagawa
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■本格的展開へ向けての取り組みのポイント

 利用普及を実現している大学では、技術面だけでなく、教員の円滑な利用を支援する人的体制構築に注力しています。教材開発に学生を起用し、コストを抑えながらスキル向上機会を提供している例も多く見られます。現在、多くの大学でコースマネジメントシステム導入が盛んですが、成功には以下の人材が必要となります。1)教育情報化推進の意義を説く啓発家、2)教育内容を理解し、適切な授業設計をアドバイスするインストラクショナルデザイナー、3)高負荷システムを運用できるエンジニア。3)は外部委託も可能ですが、1)2)は内製化しないと柔軟な対応やコスト低減が困難になります。


■大学ポータルを実現するための課題

 利用促進を図るにはネットワーク接続性提供や、システム間連携の実現などクリアすべき課題も多くあります。無線アクセス提供や認証システム統合や、などが挙げられます。個人情報保護法施行を控え、セキュリティ対策や情報漏洩への対策も重要です。暗号化等技術的対策も効果的ですが、ソーシャルエンジニアリングなど人的被害対策も十分講じる必要があります。


■アカデミックテクノロジーフレームワーク

 Blackboard社では、教育情報化推進を計画するために、発展のフェーズを下表のような5段階に分け、各フェーズの実現目標を立てて着実に進めることを提唱し、この枠組みを「アカデミックテクノロジーフレームワーク」と呼んでいます。これは、弊社Webサイトに掲載しているので、関心のある方は下記URLよりダウンロードし、貴学の教育情報化計画の策定に役立てて下さい。

進化のフェーズ 取り組み内容
第1フェーズ
(導入期)
パイロットプロジェクト
可能性や問題を探る。
第2フェーズ
(部分本格導入)
学部単位での本格導入
支援体制を整備する。
第3フェーズ
(全学導入)
全学的導入
あらゆる科目で活用を図る
第4フェーズ
(システム連携)
教務・認証システム連携
ポータルの実現
第5フェーズ
(Transformative)
次世代へ
コンテンツ共有・再利用
外部とのネットワーク化


問い合わせ先
ブラックボードジャパン株式会社 東京本社
TEL/FAX:03-5468-6151/6152
E-mail: hinoue@blackboard-japan.com
http://www.blackboard-japan.com/


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