賛助会員だより

ブラックボードジャパン株式会社

Blackboard Academic Suiteを利用した総括的アカデミックポータルの構築
玉川大学導入事例


導入の背景

 「自学自律」、「能率高き教育」、「24時間の教育」、「国際教育」の教育信条を具現化する手段として、玉川大学では1998年よりe-Learningの活用に取り組んでいます。2004年4月よりBlackboard Learning Systemを大学共通e-Learningシステム『Blackboard@Tamagawa』として全学導入し、全学生の90%がBlackboard@Tamagawaを日々の学習に利用するに至り、授業の理解に大いに役立っていることがアンケート調査で実証されています。学生からは、卒業後もアクセスしたい要望や、教員・学生間のコミュニケーション活性化を歓迎する声が聞かれ、学生満足度の向上にも大いに貢献しています。2005年のBlackboard新バージョンリリースに伴い、玉川大学はBlackboard Academic Suiteにバージョンアップし、Blackboardの活用範囲をさらに広げていくこととなりました。


 

導入システムと展望
 Blackboard Academic Suiteは、授業支援のLearning System、ユーザに合わせて情報を表示するCommunity System、コンテンツ共有・eポートフォリオ等の機能を提供するContent Systemの3システムで構成されています。Blackboard Academicへのバージョンアップに伴い、玉川大学は、対象のユーザのみに必要な情報が表示される「学生用掲示板」、「教職員用掲示板」、「学生呼び出し」、「休講情報」、「Webメール受信ボックス」の表示モジュールをCommunity System上で開発し、学内情報を1箇所で確認できる総括的アカデミックポータルとしてBlackboardを拡張します。

 併せて新規導入されるContent Systemは、これまで実現が難しかった教員の教材共有を容易にする機能を備えており、共通科目など共有化が望まれる教材を教員間で共有利用することで、授業準備の負担軽減と質の均一化が期待されています。eポートフォリオは1年次教育から学生の学習経緯を記録し、キャリア支援や進路相談の評価基盤として利用することを計画しています。

 この他Community Systemには、複数の教育機関で共同利用を可能にする仕組みや、チューター・保護者などオブザーバ権限ログインなどの機能も備えており、学習環境の充実とより進んだ学外への情報開示手段として、他国ではK-12教育機関でも導入が急速に伸びています。

 e-Learningからe-Educationへ、授業支援から包括的アカデミックポータルへと進化を続ける玉川大学の情報化推進は更なる進化を続け、今後もBlackboard活用の様々な可能性を見出していくことでしょう。

問い合わせ先
ブラックボードジャパン株式会社
http://www.blackboard.com/asia/jp/products/index.aspx
TEL:03-5468-6151 FAX:03-5468-6152
E-mail:japansales@blackboard.com


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