賛助会員だより
サン・マイクロシステムズ株式会社
津田塾大学では、「情報科学英語」という科目でこのソリューションを利用している。講義はすべて英語で行われている上に、情報分野の専門用語などが多数出てくる。1回の講義を聴いただけでは理解が進まなかったり、聞き逃したりする場合があるため、学生の復習環境としてe-Learningシステムが必要だと検討されていた。また、かねてより英語の講義をビデオ撮影、DVD化し教材コンテンツとして整備し、学生の復習などに活用できるようにする取り組みを行ってきていたが、コンテンツ化するための作業負荷は非常に大きかった。
導入と運用のしやすさを考慮して、サン・マイクロシステムズのサーバ、ブイキューブのビジュアル・コミュニケーション・システム「nice to meet you」、キヤノンITソリューションズのネットワーク対応入出力機器を組み合わせたe-Learningソリューションを導入。
専用端末や教材作成のための専用ソフトウェアは不要であり、OSやブラウザの環境に依存しない非常にシンプルなシステム設計になっている。そのため、ITの専門的な知識を持たない教職員でも、簡単にe- Learningシステムを運用でき、管理も容易なのが特徴である。また、録画された講義は編集工程を必要とせずに、画像データをサーバにアップするだけでオンデマンドの映像配信が実現可能である。
本システムの導入にあたり以下の点を考慮した。
本システムの導入により、授業録画とデジタル化がサーバでリアルタイムに行われるため、講義終了後、ただちに講義内容の公開が可能である。学生は知識が新鮮なうちに講義を聴き直したり、講義で使われたプレゼンテーション資料の見直しや課題を確認でき、Face to Faceの講義を補完する学習ツールとして機能し始めている。運用を開始したばかりだが、半数以上の学生が復習に活用していることから、講義内容の理解がより深まるのではと、その効果を期待している。
今後は、本システムに実装されているオンラインリアルタイムアンケート機能や、同時に導入を行ったコンテンツマネジメントシステムに実装されているストリーミングデータとオンライン問題を組み合わせたe-Learningコンテンツ作成機能を活用し、授業内容をより深く理解できるようにサービスの充実を図りたい。
情報科学英語の授業風景 学生達が研究成果を英語で発表していた。写真中のカメラで授業風景を撮影し、授業終了後にその映像を配信する。
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