賛助会員だより
マイクロソフト株式会社
最新の環境の中で学生を育てたいと考えている甲南大学マネジメント創造学部では、学生サービスの向上のためのID一元管理のためにマイクロソフトの提供するID統合製品Identity Lifecycle Manager(ILM)をベースでMobileCUBEシステムを2009年4月より導入しました。
2009年4月新設の新しい学部であり、経済・経営を中心とした学びで幅広いマネジメント能力を育成する学部です。最新のIT環境を用いて問題解決をするための力を培い4年後に即戦力の人材を育成することを目的としています。
このシステムでは学生・教職員がIC学生証または携帯電話の情報とアカウント情報を紐付け、パソコンログイン・オンデマンドプリント・部屋の入退出・個人ロッカーにIC学生証や携帯電話をかざすことで個人を認証して作業を行うことができます。
図1 MobileCUBEの仕組み
また、このシステムのバックエンドではILMが数分間隔でのバッチにより動作しているため、学生の携帯電話を忘れ、あるいは機種変更の際にもICカード学生証などの情報とアカウント情報を紐付けにも対応可能です。
甲南大学ではシステム導入検討にあたり、携帯電話あるいはICカード学生証の情報と、余計なアプリケーションを使わずになるべくシンプルに連携を取りたいと考えていました。「ILMはCSVや各種RDB(MySQLなど)との連携をManagement Agent(MA)という接続インターフェイスを介して、アカウント情報の連携だけを行うわかりやすい構成であったことが導入の決め手でした。またデフォルトで対応していないIDストアに対しても拡張が可能であり、Windows Live@eduとの連携も魅力の一つでした。」との甲南大学マネジメント創造学部准教授の井上明先生からコメントをいただきました。
写真1 部屋の入退出
システム導入の効果として、運用の容易さがあげられます。まず、入学後すぐのガイダンスで全学生(約200名)がパソコン教室にてICカードまたは携帯電話を登録します。登録作業は数分で完了し、学生はすぐに自分の携帯電話などで各種システムが利用できます。また、携帯機種変更や学生証忘れへの対応も、数分以内に完了しています。
写真2 オンデマンドプリント
井上先生はさらにこのシステムの利用方法や新しいサービスについて柔軟な発想力を持つマネジメント創造学部の学生たちにも考えさせたいと考えています。別のサービスが増えた際においてもILMのMAにより柔軟に対応が可能ですので、引き続き学生に使いやすいシステムを維持していく予定です。また将来的にはSkyDrive(外部ファイルストレージサービス)などとの連携も視野に入れています。
問い合わせ先 |
マイクロソフト株式会社 |
文教営業事業部 |
E-mail:kkeducam@microsoft.com |
(アドレスは全角文字で表示しています) |
http://www.microsoft.com/japan/education/default.mspx |