賛助会員だより
株式会社シー・エス・イー
大学におけるWebを使った情報活用は、情報の大量化・スピード化を受け、ますます活性化している。掲載情報は広く一般に公開される情報だけに留まらず、Webシラバスなど閲覧対象を学生や教員に絞った情報や、成績情報や履修状況に関する個人レベルでの厳重な認証を要求される情報などを含むこともあり、Webベースの情報活用にセキュリティ強度の高い認証システムの導入は欠かせない。
一定のセキュリティ強度を保つため、認証専用のデバイスを使用したシステムも存在するが、生徒の入学・卒業、教員の異動などに合わせて、その都度認証用デバイスを配布・回収するのは、システム導入コストだけでなく運用の手間が発生する。そこで、セキュリティを強化する一方でTCOを削減する仕組みが望まれていた。
株式会社シー・エス・イー(以下、CSE)が開発した本人認証システム「SECUREMATRIX」は、「マトリクス表(64個の数字がアクセスするたびにランダムに表示を変える表)」と「利用者の頭の中の鍵=人が頭の中に想い描くパスワードイメージ」を用い、認証専用のデバイスを使用せずにワンタイムパスワードを実現しており、固定パスワードに比べ飛躍的に安全性を向上させるソリューションを提供している。
以下、大学のIT認証基盤として注目されているSECUREMATRIXの活用例を紹介する。
<導入の背景・狙い・課題>
神奈川工科大学は、磁気カードからの置換え対象として、ICチップが内蔵された携帯電話を使った「モバイル学生証」を構想。携帯電話から学生証をダウンロードさせたり、学生向けの情報サイトへアクセスさせるため、携帯電話だけで高い認証システムを実装する事が課題であった。デバイス不要の認証システムSECUREMATRIXは、モバイル学生証を支える重要な認証基盤として導入された。
<大学からの評価>
学生の個人情報など重要なデータへアクセスする際の認証をSECUREMATRIXで強化。デバイス不要のため、大幅なTCO削減を実現する一方で、携帯電話だけでなく、PCからも同じ認証基盤が利用出来、利便性を高められた。最新技術を用いたサービスを学生や教員へ提供したいという神奈川工科大学の求めるニーズにも合致し、「SECUREMATRIXがなければモバイル学生証は実現できなかった」という高い評価を得ている。
<導入の背景・狙い・課題>
安全性・安定性・可用性・TCOの削減を四つの指標に掲げ、学院内の研究や学習を支える基盤として複数システムの統合を検討。学生や教員が利用する専用ポータルサイトの認証には、学内専用PCでICカード認証を行うことが前提だったが、課題は学外からの利用促進の実現だった。そこで、認証に必要な専用デバイス無しでICカード認証と同等レベルの認証強度を保てるSECUREMATRIXが導入された。
<大学からの評価>
認証デバイス等に関わるコスト(購入、紛失、故障時、運用管理)を削減することができ、デバイスレスの効果を実感。IDとパスワードの認証後に、二次パスワードとしてSECUREMATRIXを利用することで、高いレベルで本人確認を行うことが可能になった。非常勤教員への教員ポータル公開に加えて、専任教員も自宅等から教員ポータルを利用可能となったのは大きな成果。将来的にはこの認証基盤を用いて、校友や父母向けの情報発信を検討するなど、今後の展開にも期待をしている。
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TEL:03-3463-5633 FAX:03-3496-7477 | |
E-mail:sales@cseltd.co.jp | |
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