賛助会員だより

EMCジャパン株式会社

IT利用の自由、安定稼働、データ集中管理を高いレベルで同時実現
〜学校法人学習院におけるNASストレージ先進活用事例〜

■導入の背景

 学校法人学習院(以下、学習院)では、学内すべてのIT利用者が自由かつ快適に利用できることを最優先課題としながら、安定稼働および少数精鋭サポートの実現をも目指してきた。そうした中で最良のストレージ・ソリューションとして選択されたのが、NASでのストレージ配備である。
 NASであれば、アクセスの容易さ、スピードなどに関して利用者に対しローカルディスクと変わらないパフォーマンスでストレージエリアを提供しつつ、データを一元的に集中管理できる。この点を評価し、学習院では1994年という非常に早い時期からNASを導入、6世代の機種変更を交えながら継続利用している。その機能や安定性の向上に合わせ、提供対象を学生から教職員に徐々に拡張、現在ではNASは同学の教育研究部門全体の基幹ストレージとして位置づけられている。

■導入システム

 2009年4月、6世代目のNASストレージとしてEMC Celerra NS-80GおよびEMC Symmetrix DMX-4 950が導入され、本格稼働を開始した。これは学習院で3年ごとに行われるシステム定期更改によるもの。EMC製品としては今回で3世代目となる。選定にあたっては、従来どおり選択可能な製品を候補に挙げ、約20の項目からなる比較検討が行われたという。その中でも同学が重視したのは、冗長性設計と教育研究利用に供するストレージとしての絶対性能である。
 学生、教職員が常時利用する基幹ストレージであるだけに高可用性は必須の要件だった。その点、EMCのNASストレージはヘッドに冗長性を確保するフェイルオーバー機能を搭載しており、万が一障害が発生しても人手を介することなく系が切り替わって継続的にサービス提供でき、縮退運転は発生しない。これは学習院にとって評価できるポイントだった。
 また同学のNASストレージは、トータル約3,000台のクライアントからアクセスを受ける。授業開始時間には一斉に数百台が起動することも少なくなく、学生が自由にクライアントを利用できるオープンルームにおいても一日中高い頻度で利用がある。このような教育研究利用特有の環境において、EMCのストレージは、例えクライアントが数百台単位で同時に利用しても、クライアントが1台でアクセスする時と変わらないほどのパフォーマンスを発揮する点が認められた。
 この他、3世代にわたるEMCのストレージ提供で実現してきたWindows OS環境との互換性の高さ、NASとしての基本品質の高さ、“システムを止めずにサービスできる”オンライン移行を実現しうるサポート力なども選定の付加的要因となっている。


■導入効果

 今回の定期更改で、学習院のストレージ環境はもはや速さを体感するレベルを超えた。また、サポート上ストレージを意識することもほとんどないという。文字通り空気のような存在となって、学内全員にITの自由と快適さを提供できていることが、何よりの導入効果と認識されている。


問い合わせ先
EMCジャパン株式会社 マーケティング本部
TEL:03-5308-8888
E-mail:JapanPR@emc.com
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://japan.emc.com/


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