賛助会員だより
「キャンパス・アジア構想」が来年度から始まるようにアジアとの相互交流に注目が集まっています。アジア交流の一翼となりうる香港の大学の取り組みを紹介いたします。
1984年に創立された香港城市大学City University of Hong Kongは、7学部、140以上のアカデミックプログラムを提供し、学生約26, 000人を抱える総合大学です。
2009年度Times Higher Education-QS World University Rankings 2009では、世界124位にランクされています。
英語圏である香港は、早期からBlackboardラーニングプラットフォームを積極的に取り入れており、香港にあるほとんどの大学にて活用されています。
香港城市大学CIO Dr. Andy Chun氏は「2005年のBlackboard導入の始まりから自然発達してきたラーニングテクノロジーは、今後の大学戦略を支えるべく、改めて方向性を定める局面を迎えている。」と、国際通用性や世界的な学生獲得、学生要求の高度化など、大学を取り巻く状況を見据えた情報化の充実を強調されています。学生の主体的取り組みをさらに高めるべく、今後の方向性のキーワードとして、「コラボレーション」「モバイル」「オープン」「パーソナライズ」などを挙げています。
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香港城市大学は、主体的取り組みを促す「アクティブラーニング」を全学的に積極的に推進しており、その手段の一つとして、最近国内で注目が高いeポートフォリオを早くから活用していることでも知られています。
学生の主体性、振り返りを促す手段の一つとして、学生に自分のポートフォリオを定期的にアップデートさせ、振り返り(省察、リフレクション)で学ぶ学習機会を提供する手段として活用しています。学生にポートフォリオ管理をさせることで、「自分の学習に責任を持つ」という意識の醸成を図っています。
eポートフォリオは断片化した取り組みではなく、能動的な学習、到達目標に向けた成長と自己認識など、ラーニングアウトカムズを重視した教育プログラム体系化と密接に連携しているものです。アジアとの交流が注目される中、香港城市大学のような実践事例は身近なベンチマークとして多いに参考になると思われます。
関連URL |
http://www.cityu.edu.hk/ |
http://en.wikipedia.org/wiki/City_University_of_Hong_Kong |
http://www.timeshighereducation.co.uk/ |
問い合わせ先 |
製造元:Blackboard Inc. |
www.blackboard.com |
E-mail:japaninfop@blackboard.co.jp |
(アドレスは全角文字で表示しています) |