賛助会員だより
名古屋芸術大学は、学内ネットワークにおける学生・教職員PCの利用申請・承認システムをPFU 「iNetSec Patrol Cube」で構築。学生・教職員PCの把握・統制を実現した。
同校の個人PC利用は、セキュリティリスク(不正接続による情報漏えい)を考慮し、学校設備のPCを利用するか教授管理下の個別利用に留めてきた。近年、個人PC利用の高まりを背景に、学生へネットワークを開放すべく、低コストで、学生・教職員PCの把握をするためPC管理の仕組みを検討した。
PC管理を適切に行うためには、ネットワーク利用申請が不可欠で、一般的に紙やメールを伴う申請フローが発生するが、iNetSec Patrol Cubeは利用者のPCから申請が行える「利用申請機能」があるため、運用を自動化できる。さらに、学内PCの約9割がMac OSであり、この機能がMac OSに対応している事も選定ポイントとなった。
導入開始からわずか1ヶ月足らずで利用者へのアナウンスを終え、本稼動に至る。
今回のシステム導入により、申請・登録されたPCのネットワーク接続を全て把握(証跡)、未申請のPCはネットワークに入れないという運用を実現。ネットワーク管理を徹底し、授業の中でも学生PCを活発に活用できるようになった。
さらに、臨時講師やゲスト利用の登録削除漏れを防ぐため、長期未接続検出機能を活用して「3ヶ月間利用のない装置情報は自動削除する」運用を行ない、PC把握の維持も徹底できている。
加えて、ネットワーク利用申請が教育目的以外で使わないという抑止効果に繋がり、セキュリティ意識付けにもなっている。
「導入後3ヶ月経ちますが、ネットワークに繋がらない等といった学生からのクレームもなく、学生満足度・運用容易性からも、非常に気に入っています。」(メディア教育センター長談)
「今後は、将来のセキュリティ対策レベルのステップアップとして、検疫システムへのアップグレードも検討していきたい。」(IT室長談)
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