賛助会員だより
デジタルハリウッド大学は、2009年4月からdotCampus Suiteの三つのモジュールを導入し、日々約1千人が五つのキャンパスでデジタル時代のコミュニケーションとコンテンツについて学んでいます。コース管理システムのdotCampus CMS、キャンパス情報を一元管理するdotCampus Portal、シラバス機能をWebで実現したdotCampus Syllabusです。
デジタルハリウッド大学が以前利用していたeラーニングシステムは、企業向けのシステムをカスタマイズしたもので、大学教育の場で有効に活用するのは困難でした。また、教員は、独自のサーバを用意して学習や教科指導に活用するケースもありました。全学的に統一的な使いやすいシステムを導入するニーズがあったのです。さらに、携帯電話端末への対応拡張も望まれていました。
このような背景から、dotCampus導入が実施されました。
学生とのコミュニケーション、授業満足度、学習意欲向上に著しい効果がみられました。「いまの若者の特徴をしっかりつかんでいますね」(Webサイト構築担当赤坂陽子講師:談)と高い評価をいただきました。具体的には、
といった利点があげられています。
特に近年、教室内で発言しない学生が少なくないことから、積極性を評価する手段として、視覚化されたアンケートやテストの反応、授業フォルダの活用が有効です。後者は「毎回の授業のフォルダ内にテキストデータと実習データを用意しておきます。学生は授業前にこれをダウンロードし、授業後に学んだ内容を登録します。こうすることで、学生は文字として見直しができるので、学習内容が定着し、また過去に遡った振り返りもできます」(赤坂講師:談)と、学生のドロップアウト率の低下に直結する効果が語られました。
教員側のメリットとして、出張中でもペーパーレスで採点できるので学生に対するレスポンスが早くなること、直接ウェブ上で成績入力できるので漏れやミスがなく正確であることなどがあげられます。教員間では、より良い授業を目指しノウハウの交換やコミュニケーションが活性化しています。
毎回すべての授業後には、dotCampusの授業評価アンケート機能を使い準備、理解度、総合的評価について学生から意見を収集しています。集計結果は授業内容の改善や学校運営に不可欠な情報となっています。
dotCampus CMS「授業の教材フォルダ」画面
授業評価アンケート機能の進化に向けて共同で取り組み、アンケートの自動化と分析ツール改善を実施する計画です。
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