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論理的な思考力を身に付ける、e-Learning　＜Career Seminar＞
〜武庫川女子大学への導入〜

　武庫川女子大学では、男女共同参画社会に活躍できる有為な女性を育成するキャリア支援プログラムの一貫として、e-Learning　＜Career Seminar＞を導入しました。

■導入の目的

　武庫川女子大学では、80周年に向けて、新たな戦略的テーマの筆頭に、「男女共同参画時代に真に対応することができ、グローバルな視点を持った指導的女性の育成」を掲げています。直感だけに依存せず、論理的思考に基づく判断力や実行力を身につけることが、男女共同参画社会において女性が活躍できる場を広げられると考えています。この指導的女性の育成のために、今年度より、初年次教育として開設している初期演習とともに主体性や論理性を段階的に育成する「論理的思考法」を共通教育科目のキャリアデザイン科目群に開設しました。「論理的思考法」の講義をより密度の濃いものにするために、予習・復習、及び講義のグループディスカッション、プレゼンテーションの題材としても活用する、e-Learning　＜Career Seminar＞を導入することになりました。

■導入システムの概要

（１）概要
　e-Learning　＜Career Seminar＞は、初年次から就活時に対応した課題で、講義の際に補習教材として活用したり、自習課題として活用することも可能なコンテンツです。単なるスキルの養成ではなく、幅広い知識の習得から、自己発見、論理的な思考力、さらに社会に出てからの課題解決まで幅広く学べ、社会人基礎力の養成にも対応しています。

（２）教育目的
　１）論理的思考力、２）課題発見、３）課題解決、４）目標を設定、５）自発的なアクションを養成することが学習の目的です。本e-Learningでは、多彩な業界の方々の講演（映像・著書含む）が約10本導入されています。学生が将来の進路を考える際の大きな動機付けになることを企図し、学生自身が将来の夢や目標を見つけ、自分を振り返り、アクションを起こさせるコンテンツになっています。

（３）e-Learningの構成

問１ 問２ 問３ 項目 自己発見力・計画力 人物研究・商品研究＜映像＞ ストレスコントロール力・課題発見力・創造力 学習到達目標 キャリアデザインを考える際に必要な知識の習得 社会で活躍している成功者の体験談などからキャリア形成する行動・言動を分析し、自己成長に取り入れることを目的とする。 社会生活・企業の中の題材から、課題発見力や解決力を養成する。人間関係のコミュニケーションの中でどのような姿勢で取り組むかなど、コミュニケーション力やストレス耐性などを身につける。

（４）映像コンテンツの主な出演者

ソフトバンクグループ　CEO 孫　正義　氏 作家 村上　龍　氏 元リクルートゼクシィ創始者 渡瀬　ひろみ　氏 サイバーエージェント取締役 曽山　哲人　氏 株式会社ベレフェクト　代表 太田　彩子　氏 東京大学大学院　医学系研究科客員研究員 河合　薫　氏

■大学側からの評価

　学生の興味・関心も高く、開講予定人数の5倍の申込みがありました。e-Learningは、毎週課題が出され、１週間以内に返却される添削もWeb上で確認することできます。映像は、幅広い分野の講師陣のコンテンツがあり、特に女性で活躍されている方々の映像コンテンツも多数用意されていますので、学生の学習意欲も高まることを期待しています。