賛助会員だより
東洋大学では、哲学者 井上円了が1887年(明治20年)9月に創立し、2012年で125周年を迎えます。時代とともにさらなる進化を遂げる為に、「哲学教育」「国際化」「キャリア教育」の三つをキーワードに独自のプログラムを用意し、学力と人間力とを兼ね備えた人材の育成に取り組んでいます。
情報システム課は、学内ネットワーク環境の構築・管理をはじめ、各教室のオーディオ・ビジュアル機器及びパソコンの管理や利用サポートなど、多彩な業務を展開しており、今後多様な教育機会の提供を目指す中でも、より一層質の高いサービスの提供を実現するべく、川越キャンパスではマルチメディア教室設備統合管理システム「FOMS」を導入しました。
東洋大学ではマルチメディア設備の増加に伴い、新しい管理方法やサポート方法などを模索していました。
昨今の授業では、パソコンを使う授業が多くなり、VHSが無くなり、ブルーレイが登場するなど、アナログからデジタルへの過渡期にあり授業の方法も多岐に亘ってきました。
このような背景の中、“多様な教育機会の提供”、“よりよい授業の推進”を図るためにも、どのような設備がどのようにあるべきなのか、ということが“FD”をキーワードに議論され、授業改善のための情報を収集する為にマルチメディア教室設備統合管理システムの検討いただきました。また、「FOMS」の機能により膨大な業務であった“教室サポートをする負担”を軽減できることも、システム納入を検討する為の一つの大きな要素となりました。
FOMS統合管理システムは、プロジェクターなどをはじめとする教室AV設備の管理、ICカード(磁気カードも可)キー管理、スケジュール管理、連動運用管理などを統合管理するためのプラットフォームです。
サーバーで情報を集中管理し、利用履歴やエラーログなどの各種ログを収集することが可能です。また、緊急性の高い情報はメールで管理者に通達したり、各教室へのメッセージ配信も可能です。
「プロジェクターのランプ時間や常設機器それぞれの利用時間なども集計でき、機器の一元管理に重宝しています。また、現在のプロジェクターのソースの選択状態や故障・ランプ切れもネットワークから確認できますので、利用者からの「うまく動かない」との問い合わせに対し、現地に行く前にある程度の原因切り分けが行えるようになり、迅速な対応に役立っています。
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