賛助会員だより

日本システム技術株式会社

パッケージシステムをベースとした
全学システム統合「教務学生システム」の構築
〜近畿大学 GAKUEN EXシリーズ導入事例〜

■背景

 近畿大学は13学部を擁し、30,000人を超える学生が在籍しています。本部キャンパスでは2004年にホストからオープン系に移行し、独自カスタマイズした教務学生システムを運用してきました。一方で、地方キャンパス(福岡・広島)では個々に独自システムを運用しており、全学を統合するシステムの導入が課題でした。

■GAKUEN EXシリーズ導入の経緯

 地方キャンパスでは、2007年に産業理工学部(福岡)、2008年に工学部(広島)でGAKUEN EXシリーズを導入しました。 2010年4月、本部キャンパスに新設した総合社会学部では、次期教務学生システムの統合を見据えてGAKUEN EXシリーズを採用しました。同時に、IC学生証を用いた出欠管理システムを新校舎全教室に設置して運用を開始しました。その後、教務・学生系システム更改プロジェクトが発足し、全学統合システムの構築を検討した結果、医学部を除く10学部にGAKUEN EXシリーズの採用を決定しました。予定通り、2012年4月にはパッケージによる新システム運用を開始しました。

■導入システム概要

■パッケージ導入によるコスト削減の実現

 旧システムは独自カスタマイズを繰り返したため、カリキュラム変更や改組にはその都度多額の費用が発生することが大きな課題でした。加えて、新OS・新ブラウザへの対応もできず、学内システムの陳腐化を招いていました。そこで、長期継続利用を前提として、業務にシステムを合わせるのではなく、豊富なパッケージ機能を最大限活用し、システムに業務を合わせる業務改革をテーマとしシステム構築に取り組みました。その結果パッケージ本体をカスタマイズすることなく、ごく一部の機能をアドオンとして追加開発することで業務運用を可能とし、TCOの大幅削減に成功しました。

■今後の展望

 2012年4月には、学生約26,500人のWeb履修登録が問題なく完了。今後は入試や校友システムとの連携を図り、入学前から卒業後までの学生情報を一元的に集約・管理する取り組みを進める方針です。これにより、教学IRの基礎データが集約され、エンロールメント・マネジメントや教育情報の公開等を通じて、教育の質的向上に効率良く活かせるようになることが期待されます。

近畿大学UNIVERSAL PASSPORT 履修登録画面

■近畿大学プロジェクトマネージャーの声

  今回のシステム構築により過去の問題を払拭し、一つのハードルを越えることができた。今後は安定的な運用に向けて次のハードルに取り掛かっています

問い合わせ先
日本システム技術株式会社(通称:JAST)
(西日本地区) GAKUEN事業部 TEL:06-4560-1030
E-mail:g−sales@jast.co.jp
(東日本地区) 文教事業部 TEL:03-6718-2790
E-mail:g−bun_sales@jast.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://www.jast-gakuen.com

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