賛助会員だより
立命館アジア太平洋大学では、業務システムの多様なニーズに対応するために事務システム基盤を強化されました。さらに、現場業務で日常的に行われているロングテール業務のシステム化に迅速に応えるためアプリケーション開発基盤を整備されました。これにより、今後、ますます増えるICTリソースの要求に対する対応と業務アプリケーションを拡充していく基盤を整備することができました。
立命館アジア太平洋大学キャンパス
立命館アジア太平洋大学は、2000年の開学以来、アジア太平洋地域の未来創造を担うグローバルな人材育成を目指し、日英二言語教育による授業展開や完全セメスター制の導入など、様々な施策に取り組んでこられました。
大学の業務はWebを利用した履修登録受付や成績処理など、業務繁忙に応じ要求されるピーク性能に大きな変動があります。大学では早期より完全セメスター制を導入しており、通常業務周期が1年であるのに対し半年となっています。そのため、一時利用するサーバやテスト環境の整備ニーズが頻繁にあり、その対応が課題となっていました。
また、現場で日常的に行われている紙台帳やExcel/ Accessなどによる、いわゆる「ロングテール業務」を安価にかつスピーディにシステム化し、業務の効率化と学生・教員サービスの向上を実現することも重要な課題となっていました。
一方、現場主導による各種クラウドサービスなどの利用については、セキュリティ面やシステムのライフサイクル面での不安や課題もありました。
事務基盤としてICTリソースの自動配備やリソースの見える化を実現する富士通のプライベートクラウド構築環境であるCRB(Cloud Ready Blocks)を導入、さらに、それらの基盤上にRapidweb+を学内導入し、業務アプリケーションを簡単に開発できる環境を整備されました。
Rapidweb+を活用すれば、従来紙台帳やExcel/ Accessで行っていたようなロングテール業務を簡単にWebシステム化できます。学内のシステム基盤上に構築することで、学内認証システムとの連携や基幹事務システムで保有する学生個人情報など重要データの有効活用と学内保全を実現できます。
ロングテール業務課題の例
今回のプライベートクラウド化により、一時利用するサーバやテスト系サーバの配備に必要な期間が大幅に短縮できました(1週間→1日程度)。
また、Rapidweb+を学内導入することにより、既存の基幹事務システムで保有する各種マスタや学生情報を安全かつ迅速に、利活用しながら新たな業務サービスを提供していく基盤が確立できました。
これらの相乗効果により、ニーズ〜企画〜構築〜運用のサイクルをさらにスピードアップし、現場に対しスピーディにサービス提供していくことを目指します。
今年度は、事務情報システムピーク時の基盤強化、教室・施設管理など事務局業務のシステム化での活用を目指し、さらに適用業務を順次拡大されていく予定です。
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