賛助会員だより
東洋大学は、2012年に創立125周年を迎えました。10学部11研究科をもつ総合大学として、積極的な取り組みを行いながら、地域社会の発展を求める「哲学」を持った挑戦者の育成と社会貢献を目指しています。3万人以上の学生を抱える大学の事務システムについては、より信頼性、可用性の高いシステムが要求されます。
事務システムには数多くのソリューションが導入された結果、サーバの台数が増えて管理負荷が大きいことが課題となっていました。また、システムが障害などで停止するようなことがあれば、大学の事務機能に大きな影響が出てしまうため、サービス停止を回避するシステム構築が求められました。そこでCTCでは、以下の3点をポイントとして、システム提案を行いました。
仮想サーバシステムについては、CiscoのIAサーバ「Cisco Unified Computing System(以下Cisco UCS)」、EMCのユニファイドストレージ、VMwareの仮想化ソフト「VMware vSphereTM」を組み合わせたクラウド基盤を導入しました。
サーバは3シャーシに集約したことにより、全体の消費電力を削減できました。
また、UCSの管理ソフトのUCS Managerにより、サーバ、ネットワーク、ストレージへの設定と接続まで一元管理できるようになりました。これまでの複数の独立したサーバシステムと違い、UCSとUCS Managerの組み合わせは、一つのコンソールだけでシステム全体に目が届き、運用管理の負荷が激減しました。
Cisco UCS Manager には、サービスプロファイルを使用してサーバおよびI/Oの情報のプロビジョニング・テンプレート機能があります。UUID、MACアドレス、WWWN等の個別識別情報と、アップリンクポート設定等のインフラストラクチャ情報をプロファイルとして作成し、UCS Managerで統合的に管理が可能となります。さらに、高信頼性のあるハードディスクにOSイメージを格納することで、サーバ障害が起こった際に、他のサーバに切り替えてOSブートを行い、迅速に障害復旧を行うことが可能になります。
今後は、他システムについても仮想サーバシステムへの移行を検討しています。
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