賛助会員だより
【国立大学法人広島大学】
創 立: 1929年 所在地(医学部): 広島市南区霞1-2-3 学生数: 10,936 名(学部生のみ・平成23年5月1日現在)
看護職の基礎教育では、グループダイナミクスを活かした小集団討議法が多く用いられています。一方で、学生個人の討議への参加態度や意欲は測りにくく、議論の深まりは成果物からも可視化しにくいことが課題です。そこで、広島大学医学部保健学科では在宅療養者の看護計画を立てる「地域看護学演習」において「manaba folio」を活用し、小集団と個人の学びを全体に波及させる授業を実施しました。
地域看護学演習では、集団討議法であるグループワークによって看護計画書を作成していきます。授業の運営方法は以下の通りです。
<授業前>
0.★事例課題の提示
<授業内>
1.看護計画の討議(個人・グループワーク)
2.看護計画の提出(グループ単位)
<授業後>
3.★看護計画の提出・相互閲覧(個人単位)
4.★看護計画のフィードバック・相互閲覧(グループ単位)〈★はmanaba folioで実施した内容〉
図1 看護計画(グループ単位)の
提出・フィードバック・相互閲覧
図2 看護計画(個人単位)の提出・相互閲覧
学生は看護計画の討議後、自らが考える計画書を「manaba folio」へ提出します。そのことにより、以前は授業時間の中で個人課題を回収していたものが、授業後にも回収することが可能になりました。その結果、各自が考える時間を十分設けることができ、内容が深く、文章量も多いものがそろいました。また、課題提出後は他のグループの議論や看護計画も見ることができるため、自分の意見だけに留まらず、より多面的な見方を身に付けるために役立っています。
図3 アンケート:参考になったコンテンツは何か
問い合わせ先 |
株式会社朝日ネット クラウドサービス部 |
TEL:03-3569-3010 |
E-mail:manaba@desk.asahi−net.or.jp |
(アドレスは全角文字で表示しています) |
http://manaba.jp |