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株式会社大塚商会

「iPod touch」2,500台 学生無償貸与と競技分析
〜日本女子体育大学 導入事例〜

　日本女子体育大学は、国内有数の歴史を持つ女子体育大学。2012年に創立90周年を迎えた。就職率は12年連続で90％以上を誇り、2011年度は99.2%と過去最高を更新している。同大学は動画ｅラーニングの活用を促すため、学生に「iPod touch」を2,500台導入。キャンパス内を網羅する無線LANによって、いつでもどこでもネットワークを使って学習できる環境を整えた。また、録画映像をフレキシブルに分析できる最新機器によって、学生達の競技レベルを向上させる取り組みも始めている。

■導入システム概要

● 同学も早くからスポーツの実技や講義風景を録画し、PCを使って繰り返し閲覧できるｅラーニングをはじめITを活用しているが、2011年度はPC教室とMac教室および図書室の110台のPCも刷新。さらに教員用とし「iPad」×135台、学生用として「iPod touch」×2,500台を新規導入し、希望する学生に４年間、無料で貸与する制度を取り入れた。キャンパス全体をカバーする無線LAN環境は2007年度に構築していたので、キャンパス内のどこでも、いつでもｅラーニングが手軽に利用できるようになった。また、学生達がバッテリー切れを気にすることなく使用できるように、「携帯用充電ロッカー」も図書館に配置した。
● 2011年度にもう一つ画期的なシステムとしてスポーツ競技の戦術やプレーヤーのテクニックの分析、フォーム矯正などに役立つ「Sports Code」を導入した。このシステムは映像を撮影しながら、選手と分析項目とがマトリックス化されたコードを試合経過とともに入力していくため、「この選手のこのプレー」といった特定の画面が瞬時に頭出しできるようになる。

■大学からの評価

● 「例えば教育実践研究では、学生達が教育実習の事前研修として自身の様子を録画しておいて、「iPod touch」を見ながら、自分達の指導方法に問題がないかどうかをチェックしているようです。」（情報処理センター担当者談）
● 「特定の選手の特定のプレーだけを頭出しして、時間帯ごとの映像を並べて再生したり、スローモーションで再生できるので、とても簡単に分析ができます。」（同学OGでハンドボール部元コーチ談）