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日本システム技術株式会社

ICカード出欠管理端末の全学的な導入により学生サービスの更なる充実を実現
〜東京理科大学への導入〜

■背景

 東京理科大学は、創立から130年以上の歴史を持ち、神楽坂、久喜、野田、長万部の4キャンパスで8学部33学科を擁しています。学部生、大学院生合わせて約2万名、事務職員は約500名、教員は非常勤も含めれば約2,900名が勤務しています。

 理工系総合大学として理学・薬学・工学分野の基礎教育および最先端の専門教育を行っており、Webサービス学生支援システム「UNIVERSAL PASSPORT」、総合事務システム「GAKUEN REVOLUTION」を運用し、「教育の質」や「学生サービス」の向上に取り組んでいます。

■UNIVERSAL PASSPORT EX「IC出欠管理」導入の背景

 「教育の質」や「学生サービス」を向上させることは、大学経営にとって重要な課題の一つです。そのためには、学生の基礎データを収集し、多角的に分析することが必要であり、その基礎データの一つが、学生の出欠席データです。
 そこで、出欠席データを授業の情報と結び付け、リアルタイムに把握することができるUNIVERSAL PASSPORTを利用した「ICカードによる出席管理」を計画しました。
 Webサービス学生支援システムUNIVERSAL PASSPORTの出欠席データ、学籍情報、履修データ、成績データなど、様々なデータを収集することで、学生の動向に何らかの変化があった場合、早期に把握し指導することで、「教育の質」向上に繋がります。

■導入後の効果について

……「学生サービスの充実」という観点ではどのような効果がありましたか。
 各教室にカードリーダーを備え、出欠状況を正しく把握することで、きめ細やかな指導が可能になりました。例えば、ある学部では、「連続で必修授業を欠席した学生」をシステムから抽出し、個別に指導することで、退学者抑制に繋げています。
……「業務効率の向上」という観点ではどのような変化がありましたか。
 以前使用していたポータブルリーダーより、出欠席データの管理作業の負荷を軽減することができました。
2001年頃に、学生証を紙からICカードへ切り替えることを検討しましたが、当時は採用が見送られました。そのため、学生証は磁気カードとなり、ポータブルリーダーを教員が教室に持参して、カードを読み取る形で運用していましたが、この方法ではリーダーから出席データを出力後にシステムへ取り込む作業が発生するため、教員の作業負担が非常に高くなっておりました。ICカードに切り替えた現在では、作業負担が減っただけでなく、リアルタイムに出席情報を把握できるようになりました。

■今後の展望について

 本学は、総合事務システム「GAKUEN REVOLUTION」の最新版へのバージョンアップを完了し、2012年6月、稼働を迎えました。UNIVERSAL PASSPORTとGAKUEN REVOLUTIONの両システムを連携させるとともに、独自のカスタマイズを加えてより効率的なシステムを構築・運用しています。さらに2013年4月には、神楽坂キャンパスと野田キャンパスの新しい結節点として、葛飾に、先端融合領域の研究の場所となる“学園パーク型キャンパス”を開設する予定です。
 今後はさらなる「教育の質」や「学生サービス」の向上に向けて、様々な情報を関連付け多角的に分析する仕組み作りに取り組んでいきたいと考えております。

問い合わせ先
日本システム技術株式会社(通称:JAST)
(東日本地区)文教事業部 TEL: 03-6718-2790
(西日本地区)GAKUEN事業部 TEL: 06-4560-1030
E-mail:g−event@jast.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
http://www.jast-gakuen.com

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