賛助会員だより
成蹊大学では各種システムの認証基盤となるActive Directory(AD)認証サーバを災害・停電対策の観点から学内の他、クラウド上に構築。プラットフォームにIIJ GIOコンポーネントサービスを利用し、接続にはIIJ GIOコンポーネントサービス SINET接続オプションを採用した。大学で利用している学術情報ネットワーク(SINET4)のバックボーン経由でIIJ GIO上に設置したADサーバへセキュアにアクセスでき、学生・教職員に安定的なICTサービスを提供している。
成蹊大学は、国際社会の中で自ら考え発信する能力を持ち、社会に貢献できる人材育成に力を入れている。そのため、全学共通の成蹊教養カリキュラムを発展させ、2014年度から新たなカリキュラムがスタートする。
例えば、新入生向けに入学直後の学期は、専門教育の基礎能力を習得するための準備期間として、学ぶことへの意識付けや学習効果を高めるための特別カリキュラムを実施するという。そして、新入生に対しては、異文化体験の機会を提供するサマースクールや、社会で役立つ英語力を身に付けるASSETプログラムなどを用意している。
こうした成蹊大学の教育・研究や就職活動、事務など、学生・教職員のICT利活用をサポートするのが情報センターである。「2014年度の新カリキュラムの開始に合わせ、学内のPCやサーバなどの更新を進めていく計画です」と話すのは、情報センター所長で、理工学部情報科学科教授の甲斐宗徳氏だ。
情報センターでは、授業や自習などで使用するPCを設置する情報教育用施設の運営をはじめ、学内の各種システムやネットワークの構築・運用を担う。主なシステムには、ポータルサイト「SEIKEI PORTAL」があり、授業情報や休講情報、大学や教員からの伝達事項などを見ることができる。そして、ポータルサイトに加え、情報センターのホームページから利用できるその他のシステムも活用している。
情報センターでは約9,000人の学生・教職員にユーザーIDとパスワードを発行。情報教育用施設のPCや各種システムの利用時にユーザーIDとパスワードを入力し、学内のADサーバでユーザー認証を行う仕組みだ。だが、「2012年9月、落雷による停電で学内のシステムがダウンし、ユーザー認証ができなくなる事態が発生したのです」と情報センター情報システム課課長の石澤則昭氏は話す。
また、情報センターでは2011年3月の東日本大震災の教訓もあり、平時のみならず、緊急時にも大学側から学生・教職員へ情報を伝達できるよう2012年9月にポータルサイトを開設。BCP、リスク対策の観点から、関西のデータセンターにポータルサイトを設置している。
だが、学内のADサーバがダウンすればユーザー認証ができず、せっかく災害対策を考慮して関西に置いてあるポータルサイトへログインすることができない。前述の停電によるシステムダウンは、夏休み中だったため大きな影響はなかったものの、定期的な法定点検による停電もある。そこで、学内のADサーバに加え、クラウドサービスを利用して学外にADサーバを設置することになったという。
ポータルサイトのサーバを預けている関西のデータセンターを含め、様々なクラウドサービスの比較・検討を行った。そして、「コストを抑えられ、リスク対策としても大学の要件を満たしたのが、IIJの提案でした」(石澤氏)。
情報センター 所長
理工学部情報科学学科教授
甲斐 宗徳 氏情報センター
情報システム課課長
石澤 則昭 氏
IIJが提案した「IIJ GIOコンポーネントサービス SINET接続オプション」は、学術情報ネットワーク(SINET4)を利用する大学・研究機関などが、SINET4のバックボーン経由でIIJのクラウド基盤上のシステムへ接続するサービス。IIJのバックボーン上に展開する IIJ GIOとSINET4のバックボーンを直結することでセキュアにクラウドを利用できる。
また、学内からSINET4に接続する既設のアクセス回線を利用するため、回線を有効利用でき、コストを抑えられる利点がある。さらにIIJはSINET4の設計・保守などを担い、その知見と実績を生かしたサービスを提供できるという。
成蹊大学では学生・教職員のインターネット接続などで以前からSINETを利用してきた。「他のクラウドサービスも検討しましたが、新たにVPN回線の敷設が必要になるなど、コスト面で割高になります。加えて、大学では100周年記念のイベント用WebサイトにIIJ GIOホスティングサービスを利用したり、迷惑メール対策としてIIJセキュアMXサービスを利用しています。こうしたIIJの実績と信頼性を評価してSINET4接続オプションを採用しています」と石澤氏は述べる。
そして、関西にあるIIJ GIOクラウド基盤上にADサーバを構築。学内のADサーバと同期し、ポータルサイトへログインするユーザーの認証を実施している。その導入効果について、甲斐氏は「学生・教職員に連絡したい時に、認証システムが止まってポータルサイトにログインできないようでは問題です。IIJ GIO上のADサーバと学内のADサーバが同期することで、片方が止まっても安定的なITサービスを提供できるようになり、安心感があります」と語る。
情報センターでは、これまでもメールシステムや就職支援システムなど、必要に応じてアウトソーシングし、ICTコストの低減に取り組んできた。
2014年度のシステム更新においても、「運用コストを考えながらクラウドサービスを利用していく考えです」と石澤氏。そして、甲斐氏は「IIJは日本のインターネットをけん引しており、高い技術力を評価しています。これからも大学にメリットのある提案を期待しています」と述べる。成蹊大学では、IIJ GIOコンポーネントサービス SINET接続オプションを基点に、コスト効果だけでなく、安心・安全で信頼性の高いクラウドの利活用に取り組んでいく。
所在地 | 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1 |
創 立 | 1912年3月(成蹊学園のスタートとなる「成蹊実務学校」を池袋に創立) |
「専門性を備えた教養人の育成」を教育目標に、少人数による人間教育を実践。経済学部、法学部、文学部、理工学部の4学部、大学院、法科大学院を擁する総合大学を形成している。
http://www.seikei.ac.jp/university/
問い合わせ先 | ||
株式会社インターネットイニシアティブ | ||
TEL:03-5205-4466 | ||
E-mail:info@iij.ad.jp | ||
(アドレスは全角文字で表示しています) | ||
http://www.iij.ad.jp/ | ||
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