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株式会社東和エンジニアリング

学生の無限の力を引き出す学習環境づくり
〜 Discover your potential〜
教材開発室と講義収録システム

創価大学「中央教育棟GLOBAL SQUARE」

■導入の背景

 創価大学は、「学生第一」の教育環境と学習支援を最大の目的として構想設計された「中央教育棟 GLOBAL SQUARE」を2013年9月オープン。
 「中央教育棟GLOBAL SQUARE」では、学生が能動的に学習し、自身の能力を引き出すためのバックアップが積極的に行われています。その一環として、「教材開発室」と「講義自動収録システム」を整備されました。

■システムの概要

<教材開発室>

 教材開発室は、通信教育部向けのコンテンツを作成するためのスタジオです。
 これまでの教材開発室では、教材の素材となる撮影動画を編集用パソコンにコピーするだけでも長時間を要し、編集、データの書き出しを含めると一つのコンテンツの作成に膨大な時間と手間が掛かっていました。そこで、今回、改めて教材開発室のシステムを見直し、動画専用サーバーを設置。データコピーの時間を削減するとともに、コピーしながらほぼリアルタイムな動画編集を可能にしました。また、語学教材を先生が一人でも作成できるよう録音室も整備しました。
 さらに、編集業務には、同校の学生をアルバイトとして積極的に採用することにより、学生が編集スキルを身につけるとともに、積極的に“学習・教育”に携わる仕組みを実現しました。

教材開発室 スタジオ

<講義自動収録システム>

 講義自動収録システムは、先生を中心とした動画とパソコンなどで表示している資料を組み合わせたコンテンツの自動作成が可能です。現在、13教室に収録システムが採用されており、最大5教室の同時収録が行えます。
 基本的な運用としては、予めスケジュール登録をしておいた講義に対して自動で収録を開始・終了します。自動収録にすることで、大切な講義の収録を忘れてしまうなどの事態を防ぐとともに、教職員の手間の軽減につながります。
 収録中または収録された映像は、専用のサポートデスクで集中して確認、オペレーションが可能となっており、収録予約などのスケジュール管理も行っています。
 また、自動収録対象教室以外でも、機器を持ち込めば収録ができる仕組みを採用されており、それぞれの講義を大切な財産として活用する環境が整備されています。

講義自動収録システムの管理・運用

■評価と今後の取り組み

 <教材開発室>については、手間を軽減した結果、通信教育部のコンテンツのさらなる質の向上につながるだろう、と評価をいただきました。
 <講義自動収録システム>は、講義配信自体がまだトライアル段階ではあるものの、今後は、収録した講義を復習に利用するだけでなく、講義映像のダイジェスト版を作成し、履修登録時のガイダンスビデオとしての活用を検討されています。
 また、将来的には、オープンコースウェアとして動画を公開することにより、グローバルな「知の共有」を実現し、多くの人々に学びの場を提供することで、世界に貢献できるよう計画をされています。

問い合わせ先
株式会社 東和エンジニアリング
教育ソリューション営業部
TEL: 03-3253-3322
URL:http://www.towaeng.co.jp/

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