特集 アクティブ・ラーニングの実質化に向けて

アクティブ・ラーニングの質を高める学習支援と学習環境のデザイン

岩ア 千晶(関西大学教育推進部助教)

1.はじめに

 工業化社会から情報化社会へ、そして知識基盤社会への移行に伴う社会変化により、学生に求められる力も変容してきている。科学技術、人と人との関係性が多様化、複雑化する知識基盤社会では、決まりきった問題に対する定型的な解決策を習得する力ではなく、多様な見方や考えを持ち、他者と協力して課題を解決する力[1]や、自らの行為を反省的に振り返り課題を乗り越える力が求められている[2]。このような力を培うためには、従来のように教員が学生に知識を伝達する知識伝達型の授業ではなく、学生が対話を通じて知識を構成し合う知識構成型の授業が求められていると言える。
 学生同士の対話による主体的な学びを展開するための手立てとして注目されているのがアクティブ・ラーニングである。アクティブ・ラーニングは、単に情報を受け取るだけの受身の講義を超え、学生の能動的な学習活動を含み、学習活動に対して深く思考するともに、学生が学びのプロセスに積極的に関与することを目指した学習の形態、あるいはその方法のことを指している[3,4]。中央教育審議会[5]も、アクティブ・ラーニングを推奨しており、授業内での学生同士の対話や意思疎通、あるいは学生同士の意見交換の準備として資料の下調べや読書をするなど、授業内外における教育の工夫や手立てを開発、実践することを各大学に求めている。
 溝上慎一氏は、アクティブ・ラーニングの質を深めるための手立てとして他者の視点を強化すること、授業外のサポートをすることを提示している[6]。アクティブ・ラーニングではディスカッションやプレゼンテーションといった学生の学習活動が観察できる学びの外的な側面だけではなく、外的な側面を通じて自分が何を学んだのかを思考するといった学びの内的な側面も求められる[7]。溝上氏が指摘する他者の視点を強化することは、学びの内的な側面を深める際に有効であると言えよう。他者の指摘により、学生が学びの成果やそのプロセスを反省的に振り返り、新たな視点に気づいたり、批判的に考えを再構成させたりすることにつなげられるからである。
 また、授業外に学生の学びをサポートする学習環境や学習支援を提供することは、学生が自律的に学ぶことができる場を確保することにつながるため、学習時間の確保や自律的な学びを実現するために重要な要素になると言える。しかしながら、アクティブ・ラーニングの質を高めるための具体的な手立てに関しては、各大学が試行錯誤をしている状況であるため、これらの知見を共有することが必要になる。
 そこで、本稿では、アクティブ・ラーニングの質を高めるための取り組みとして、1)他者の視点を強化し、学生の学びを支えるラーニングアシスタント(LA)制度、2)授業外の自律的な学びを支えるための学習環境“コラボレーション・コモンズ”を取り上げ、これらの学習支援や学習環境の効果と課題について述べる。

2.初年次教育におけるアクティブ・ラーニングの質を高めるラーニング・アシスタント制度

(1)ラーニング・アシスタント制度の概要

 関西大学は、文部科学省平成21年度大学教育・学生支援推進事業「三者協働型アクティブ・ラーニングの展開−大学院生スタッフとともに進化する"How to Learn"への誘い−」に採択され[8]、アクティブ・ラーニングを推進している。本取り組みでは、初年次教育である共通教養科目「スタディスキルゼミ(定員24名)」に焦点をあてアクティブ・ラーニングを展開した(1)。
 スタディスキルゼミは、プレゼンテーション、ディベート、レポートライティングといったアカデミックスキルを育むことを目指した演習科目である。初年次教育を取り上げた理由としては、初年次から学生が主体的に学ぶ態度を培うことができると、その後の学士課程においても積極的な学習態度で学んでいくことが期待されるからである[9]。しかし、初年次生がグループワークを通じて、プレゼンテーションの主題を決め、調査を実施すること、あるいは意見が分かれた際にグループで合意形成を導くことは容易ではない。3人以上のグループにおいては、多数派対少数派の対立などの集団力学的な要因が作用すること[10]や、周りの目を気にして自分の意見を話せないという評価懸念の課題もある[11]
 そこで関西大学では、「スタディスキルゼミ」において、当該授業を履修済みである学部生をラーニング・アシスタント(LA)と称する教育補助者として導入している。LAの主な役割は、他者の視点を強化するために、学生が自らの活動を省察し、新たな考えに気付いたり、意見を整理したりすることを支える「学習プロセスをファシリテートすること」、また効果的な協同学習を成立させるために、「グループワークをファシリテートすること」、学生が具体的な学習目標を理解するためにLAがプレゼンテーションの見本を示したり、学生が自信を持って活動できるように助言したりするなど、LAが「ラーニングモデルやメッセンジャーとして活動すること」である。
 各クラスには2〜4名程度のLAが授業に参加し、学生がグループで円滑に活動できるようきめ細やかな支援をし、他者の視点を強化し、学びの質を深めることを目指している。
 なお、LAは、原則として教員から推薦を受けた当該科目を履修済みの学生である。またLA、は授業に参加する前にファシリテーションや初年次教育に関する基本的な集合研修を受けること、ならびに毎回の授業後に活動を振り返るワークシートの提出が求められている。

(2)授業におけるラーニング・アシスタントの活動

 LAの具体的な役割として、筆者の担当する授業「スタディスキルゼミ(プレゼンテーション)」における活動例を示す。この授業は、2分間スピーチ (毎授業)、グループ(4、5名)で論証型のプレゼンテーションを行うプロセスを通じて、主題の設定、論理的な構成、スライド作成、発表といったアカデミックスキルの習得を目指している。

写真1 ラーニングアシスタント活動の様子(中央がLA)
 2分間スピーチを行う際、LAは、スピーチの見本を提示し、学生がスピーチに関するパフォーマンス目標を把握できるようにラーニングモデルを提示するようにしている。また、スピーチの前に発声練習を行ったり、発表者の緊張を和らげたりする言葉かけを行っている。またLAがスピーチコメントをすることもある。受講生のコメントが発表態度に集中していれば、構成に関してコメントをする、厳しいコメントが多ければ褒めるといった具合に、スピーチの内容構成、発表態度、学習意欲の3点に配慮して、学習者が自分の力を発揮し、よりよいスピーチを実施できるように支援をしている。
 プレゼンテーションの主題設定、調査、発表内容の構成においては、ファシリテータとしてグループでの議論が円滑に進むように支援をしている。例えば、グループの意見が拡散しすぎており、プレゼンの主題を決めることがすすまない場合は、LAが学生の意見から共通するテーマを提示するなどして話題を収束させ、グループで一つのテーマ設定ができるように支援する。反対に、同じ議論が繰り返し行われ、新たな意見が出てこず議論を展開することが難しい場合は、LAが話題を提供して議論を拡散させるようにしている。また、グループで反対意見が出て、一つの意見を導くことが難しい場合は、グループのメンバーの意見を聞き合意形成を促すようにしている。
 グループの議論の進め方や内容に関しては、LAが学生グループのやり取りを観察し、円滑に進められているかどうかの状況を判断して、介入をしている。しかしながら、LAは答えを提示する役割ではない。あくまでもLAは、学生の意見を尊重するように活動しており、学生の考えに寄り添い、共に考えるような立場をとり、学生が主体的に学ぶことができるような支援を実践している。

3.授業外の学びを育む学習環境“コラボレーション・コモンズ”

(1)“コラボレーション・コモンズ”の概要

 アクティブ・ラーニングには授業外においても学生が他者と共同しながら自律的に学ぶことが求められているが、そのためには、学ぶための場所と自ら課題を乗り越えるための学習支援が求められる。そこで、関西大学ではグループで学び合える学習環境“コラボレーション・コモンズ”を2013年に開設した(2)。コラボレーションコモンズは、ライティング支援、留学支援、ボランティアセンターの活動など、関西大学独自の取り組みを集結させ、学生たちのコラボレーションを誘い、他者と協力し合いながら、考え、行動する「考動力」を培った人材を育成することを目指している。コラボレーション・コモンズは、ライティング、グローバル、ボランティア、ピア、ICT、ラーニングエリアから構成される六つの専門エリアに加え、多目的エリアであるコラボレーションエリアを設けている。

図1 コラボレーション・コモンズの見取図

(2)“コラボレーション・コモンズ”での活動事例

 ライティングエリアでは、スタディスキルゼミを担当する教員(非常勤講師含む)やTAが講師となり、お茶を飲みながら学ぶLearning Cafeを開催している。Learning Cafeは、プレゼンテーション、ライティング、ノートテイキング、リーディングなどを取り扱い、大学初年次レベルに焦点をあてたアカデミックスキルの習得を目指している。プレゼンの回では学生が授業で作成しているスライドを持ち込み、講師から助言を受けることもできる。
 また、ラーニングエリア、コラボレーションエリアでは、学生が自由に学習や課外活動を展開している。学生がグループで集まりPCを活用してスライドを作成したり、スライドを電子黒板に投影しながらグループで発表内容の再構成をしたりするなど、プレゼンテーションの練習をする学生が見受けられる。そのほかの科目でも、授業で提示された課題や予習に取り組む学生の姿も見受けられる。

写真2 コラボレーション・コモンズを活用する学生

4.学習支援、学習環境に関する評価

(1)LA制度の活用に関する評価

 LAの活動を調査するため、2010年秋学期の授業終了後、受講生に質問紙調査を行った。調査協力を得た学生79名が回答し、有効回答数は75であった。質問項目「1)ラーニングモデルやメッセンジャーとしての活動(項目1-4)」、「2)学習プロセスのファシリテーション(項目5-8)」、「3)グループワークのファシリテーション(項目9、10)」について、5件法で尋ねた。また自由記述欄を設け、「LAがいてよかった場面」、「LAがいて困惑した場面」について尋ね、LAとのやりとりに対する学生の意見を収集し、質問項目を分析解釈する際に相補的に用いた。質問紙では他にも質問をしたが、本研究では上記に関連する項目を分析対象とした。
 調査の結果を表1に示す。「1)ラーニングモデルやメッセンジャーとして活動すること」に関しては、LAが課題に対する見本を提示することで、学生が学習の目標を具体的に理解するために役立ったことが分かった(項目2)。自由記述では「グループ発表があったが、LAさんも発表に参加していたのでいい見本になった」、「レベルの高い作品を見せてくれるので、自分たちの作品にも完成度が高まる」との意見が寄せられ、LAが学生の身近なラーニングモデルとして貢献していた様子が伺えた。
 また、LAには教員に聞きにくい質問も気軽にできるので、授業に取り組みやすかったことや、LAが教員の説明を分かりやすい言葉で伝え、授業の理解がより深まったとの意見も挙げられた(項目1、3)。自由記述では、「授業の内容についていけないときに質問できた」、「先生は一人なので、誰かと話をしていて自分の質問が聞けなかったとき、LAに質問でき詳しく聞けた」などの意見が記載された。またLAが学生に話しかけることで、学生も積極的に発言するようになるなど(項目4)、LAは教員、あるいは授業のあり方に関するメッセンジャーとして授業を支える役割を果たしていることが明らかになった。
「2)学習プロセスをファシリテートすること」に関しては、学生はLAから自分の考えを整理するように促されたり、LAの質問に答えるプロセスを通じて、自らの考えを整理したり、欠けている部分を把握し、考えを深められるようになっていったことが示された(項目5、7、8)。また、LAから自分の考えを発言するように促されたことにより、学生が自信を持って発言できるようになった様子も伺えた(項目6)。自由記述からも、「自分の考えを否定するのではなく、受け入れつつ考えを足してくれるので、自信を失うことなく、自分の意見を考え通すことができた」、「自分たちだけでは行き詰っているときに、アドバイスくれるのはとても助かった」など、LAが学生の学習プロセスを支えていることが指摘された。一方で「頼りになりすぎ、分からないことがあるとすぐに聞いてしまった」など、自ら考えるプロセスを十分踏まないまま、LAの力で問題を解決しようとした学生がいたことも示された。LAは学生が自分で考えることを重視して活動しているものの、今後の課題となった。
「3)グループワークをファシリテートすること」に関しては、LAがグループに話題や問いを投げかけることにより、グループでの活動が円滑に進んだことが示された。また、LAがグループ活動を円滑に進める様子を見て、学生もグループ活動を円滑に進めるよう取り組む様子が伺えた(項目9、10)。自由記述においては、「グループで話すときなど、本当にうまく進行して、みんなが発言しやすい空気をつくってくれてすごくよかった」、「一緒に意見を交換してもらったので、理解を深め、意見がまとまりやすかったです」、「チーム活動で誰も発言しなくて沈黙になっていたとき、LAさんが入ってくれ、話が進んだ」などの意見が寄せられ、LAがグループワークをファシリテートしていることが分かった。

表1 事後調査の結果(5件法)
質問項目 平均値(SD)
1. LAには、教員に聞きにくいような質問を気軽にできたので、授業に取り組みやすかった 3.79(0.97)
2. LAによる課題や文章の書き方などの見本を見ることで、活動の目標を具体的に理解できた 3.80(0.95)
3. LAが、教員の説明や授業内容を分かりやすい言葉で伝えてくれ、授業への理解が深まった 3.92(0.89)
4. LAからたくさん話しかけられることで、自分も授業でたくさん発言するようになった 3.41(1.05)
5. LAに自分(あなた自身)の考えを説明するよう促されたことで、自分の考えを整理できた 3.71(1.00)
6. LAに授業やグループ活動で発言をするよう促されたことで、自信を持って発言できた 3.36(1.08)
7. LAが自分の考えを整理してくれたことで、自分の考えが不十分な部分を把握できた 3.64(1.02)
8. LAから自分の考えに対する質問を受け、それに答えることで、自らの考えが深まった 3.79(1.00)
9. LAがグループに話題や問いを投げかけたことで、グループでの活動が円滑に進んだ 4.13(0.87)
10. LAがグループ活動を円滑に進める様子を見て、自分もグループ活動を円滑に進めるように取り組むようになった 3.76(0.85)

(N=75)

(2)コラボレーションコモンズの活用に関する評価

 コラボレーション・コモンズの利用者を対象に2014年1月に質問紙調査を実施した(有効回答数97件)。質問項目には利用頻度、利用人数、利用目的(理由)、利用後の変容等に関して5件法で尋ねた。具体的な利用方法、改善点等については自由記述形式で尋ねた。
 アンケート調査の結果、1、2、3年生の利用が各30%程度で、4年生は10.3%であった。
 利用者人数は1名での利用が20%程度であったが、2名以上で利用している学生が80%程度を占め、学生がグループでコモンズを活用している様子が伺えた。この際、利用する人数が増えれば増えるほど、滞在時間も長くなるという結果も導き出された。
 コモンズ利用に関する満足度は、「満足」(34.0%)、「やや満足」(42.3%)、「どちらともいえない」(18.6%)、「やや不満」(3.1%)、「不満」(2.1%)との回答であった。要望としては座席を増やしてほしい、開館時間を延ばしてほしいという意見が寄せられた。
 利用目的として最も多かったのが「グループでの予習復習」(48.8%)、次いで「友人との会話」(46.3%)であった。コモンズの利点としては友人と話しながら学習ができるということが評価されていた。
 また、コモンズを利用したことによる変容に関しては、「学習時間が増加した」(35.1%)、「友人との学習に関して話す時間が増えた」(32%)、「課外活動の取り組みをするようになった」(24.7%)が上位を占めていた。コモンズを活用している学生からは、学習時間が増えていることが示され、授業外の学びの場を確保することの意義が提示された。

5.まとめと今後の課題

 本稿では、1)他者の視点を強化したLA制度、2)授業外の自律的な学びを支えるための学習環境“コラボレーション・コモンズ”を事例に、アクティブ・ラーニングの質を上げるための取り組みを紹介した。
 LAは、「ラーニングモデルやメッセンジャーとして活動すること」、「学習プロセスをファシリテートすること」、「グループワークをファシリテートすること」に貢献し、学生の主体的な活動を促す役目を果たしていることが示された。今後は、どのようなLAの問いかけや振る舞いが学生の主体性を高めているのかなどの要因について明らかにする必要がある。
 またコラボレーション・コモンズにおいては、学生が他者と共に施設を利用して学習を展開している様子を伺えたが、どのような学びが展開されているのかに関して十分に把握できているわけではない。今後、継続的に調査をし、学生の利用状況に応じて学習支援施設をリデザインする必要がある。

 本取り組みの一部は、文部科学省科学研究補助金・若手研究(B)(課題番号24700917)を受け、その成果を公表するものである。

(1) 現在はLA制度を全学的に展開し、初年次教育以外の科目においてもLAが活用されている。
(2) コラボレーション・コモンズは、2012年度私立大学教育研究活性化設備整備事業において採択された取り組み<「考動力」を育む学習環境「コラボレーションコモンズ」の構築(取り組み担当者岩ア千晶)>である。
参考文献
[1] 文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu13/siryo/attach/1285416.htm(情報取得日2014年6月10日)
[2] 船津衛,山田真茂留,浅川達人: 21世紀社会とは何か―「現代社会学」入門. 恒星社厚生閣, 2014.
[3] 岩ア千晶: 学生の学びを育む学習環境を構築するために. 第19回FDフォーラム大学コンソーシアム京都発表資料, 2014.
[4] 岩ア千晶: 大学生の学びを育む学習環境のデザイン−新しいパラダイムが拓くアクティブ・ラーニングへの挑戦−. 関西大学出版部, 2014.
[5] 中央教育審議会大学分科会: 大学教育部会予測困難な時代において生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ. 2012.
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/04/02/1319185_1.pdf
[6] 溝上慎一: アクティブ・ラーニング導入の実践的課題. 名古屋高等教育研究, (7), pp.269-287, 2007.
[7] 松下佳代,田口真奈: 大学授業. 京都大学高等教育研究開発推進センター(編)『生成する大学教育学』,ナカニシヤ出版, 2012.
[8] 関西大学: 三者協働型アクティブ・ラーニングの展開. 事業推進担当者会議『三者協働型アクティブ・ラーニングの展開 平成23年度成果報告書』, 2012.
[9] 濱名篤,川嶋太津夫: 初年次教育 歴史・理論・実践と世界の動向. 丸善株式会社, 2006.
[10] MacGrath,J.E.: Groups: Interaction and Performance. Prentice-Hall, Enclewood Cliffs, 1984.
[11] Diehi,M. & Stroeve,W.: Productivity loss in brainstorm ing groups: Toward the solution of riddle. Journal of personality and Social Psychology, 53, pp.497-509, 1987.

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