賛助会員だより
大阪府貝塚市にある大阪河アリハビリテーション大学では、建学の精神「“夢”と“大慈大悲”」と教育理念「“知育”と“人間性を育む”」に則り、リハビリテーションに関する高度な知識、技術の教育・研究を通じて豊かな人間性を養い広く国民の保健・医療・福祉の向上に寄与することのできる有能な人材の育成に努めています。
大学ではこの使命・目的としている人材を養うために、臨床現場で起こる様々に変化する臨床症状を想定し、適切・柔軟に対応できる判断力を身につける「小人数制の授業」を数多く設定し、自ら問題意識を持ち、表現し、他の意見を聞き、賛同や意義を説明できる時間・機会を設けてきました。
また、大学の事業計画として「カリキュラム改革」と「きめ細やかな教育・指導体制の構築」を掲げ、「双方向性授業の実施」、「少人数制科目の明確化」、「ICTを活用した科目の開設」などの実施目標を考慮して策定に取り組んでいます。この教育改革を受けて、少人数教育と初年次教育をさらに充実させるための施策の一つとして、入試・学務データを有機的に連携させた学修状況可視化システムの構築に着手しました。
大学ではまず、入試・学務システムの再構築およびWeb履修登録・成績登録システムの整備をパッケージシステム「キャンパスプラン」で実施しました。
システムディ社の「キャンパスプラン」シリーズは学務系・法人系・Webサービスの3系統のシステムを備えた学園業務のあらゆるシーンでご利用いただける学園トータル情報システムのパッケージであり、30年に亘り全国で1,000校以上の学校で導入されています。
それまでクライアント・サーバシステムであった業務処理中心の入試・学務システムを今後のシステム拡張も見越した「キャンパスプラン」に移行することにより、学生の様々な情報を有機的に連携するための統合データベースが構築されました。
さらに、Web履修登録・Web成績登録などを中心とした多くの機能を「キャンパスプラン」のサブシステムを導入して実現することにより、教員・職員の事務作業を軽減し、学生サポートの充実やオフィスアワーの拡大など、初年次教育や学修指導を効率的に実施するための基盤・体制が整えられました。
システム連携イメージ
業務基盤の再構築に引き続き「Web学生カルテ」「出欠情報サブシステム」の構築を行い、学生の履修状況や面談履歴など様々な情報の一元化を行いました。
「Web学生カルテ」はキャンパスプランシリーズのラインナップの一つであり、学生の基本的な情報や入試・履修・成績状況といった様々な情報を横断的に閲覧するとともに、指導教員が指導履歴を登録・共有することができます。これによって、教職員が学生一人ひとりをきめ細やかにサポートすることができます。
さらに、学生の出欠データを収集するために「出欠情報サブシステム」を導入しました。
各講義室に壁掛け式のカードリーダーを設置して出欠データを収集することができ、「出欠情報サブシステム」で講義の出欠状況を統計化されたデータとして閲覧するとともに、「Web学生カルテ」上でも学生の出欠状況を確認できるようになりました。
学生一人ひとりの様々な情報・状況をこの「Web学生カルテ」に集約し、教員が初年次フィードバック・学修指導時に閲覧・指導履歴の入力や共有を図ることにより、きめの細かい主体的学修のための指導を行うことができるようになりました。
「Web学生カルテ」画面(サンプル)
今後はこれらのデータを基にしたIRへの取り組みや、教職員対象のFD/SD研修会開催を通し授業改善の検討を進めるとともに、効果的なICTの利活用方法などの検討も継続して行っていく予定です。
※「キャンパスプラン」は株式会社システムディの登録商標です。
本記事に掲載の内容は2015年4月現在のものです。
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