賛助会員だより
流通経済大学では、2013年9月に無線LAN環境「RKU Wi-Fi」を整備し、キャンパス内のあらゆる場所でスマートフォンやタブレット、ノートPCを使った学習が可能になったほか、2014年10月には、国際無線LANローミング「eduroam」にも参加し、2015年には、学内ポータルサイト「Ring」がスマートフォン対応に刷新され、学生のスマートフォン利用が加速度的に活発になりました。
そうした中、学生がパスワードを忘れてしまうケースがあり、学内に複数あったID管理サーバーを統合し、IDやパスワードを一元管理できるシングルサインオン環境の構築は、最優先課題となっていました。
そこで、ID管理サーバーを統合管理し、シングルサインオン環境とのシームレスな連携ができる点や、他大学での導入実績を評価いただき、2015年9月、弊社の学内ICT運用管理ソリューション『ExtraConsole ID Manager』の導入に至りました。
導入後半年余りの2016年3月、率直にご意見を伺ったところ、「以前のベンダーの作業内容はブラックボックス化している部分があり、かつユーザー視点では、スマートフォンには非対応でしたので、担当者がシステムとより主体的に向き合いながら、改善していくことが不可欠でした。特に、入学や卒業によって毎年約1,400名の学生が入れ替わりますので、ID統合やパスワード変更の工数削減に直結する体制が求められていたのですが、『ExtraConsole ID Manager』は、Webブラウザからユーザー情報を一元管理できますし、管理運用は確実に便利になっています」と、総合情報センター・情報システム課の青砥光一係長は、実務担当者の視点でお話をいただきました。さらに、同センターの小西甲事務部長は、「プレゼンテーションどおりの機能を、そのとおりに使用できることを実感でき、導入して良かったと感じています」と話してくださいました。
現在では、キャンパス内の全域でアクセスしやすいWi-Fi環境と、ログインしやすいシングルサインオン環境の相乗効果により、教職員・学生を問わず、IT活用やWeb活用の意識は着実な高まりを見せており、学生がパスワードを忘れた場合の再発行手続きの簡便さや、運用のしやすさは格段に向上して、エンドユーザーのメリットも確実に高まっているということです。
社会学部教授で総合情報センターのセンター長を兼務する都築一治教授からも、「シングルサインオンは管理がしやすく便利な反面、セキュリティ面は懸念材料のひとつでしたが、現在は安心して使用できていますし、カスタマイズされていない汎用のシステムでも十分な強みがあることが、本学の導入事例でも証明されたのではないでしょうか」と評価いただきました。
今後は、同大学の特徴である全学生が1年次からゼミに所属する「ゼミナール教育」でも、学生個人のスマートフォンやタブレット、ノートPCを活用して学習を進めていくようになると想定されています。同大学は、社会に出ても通用する学生の育成を目的としており、学生だけでなく、教員も、激しく移り変わる情報システムを利用した教育の変革が求められることになります。
「極言すると、学内に学生用のデスクトップPCが1台もないとしても、ノートPCや携帯用情報端末を使っていつでもどこでも学業に励むことのできるキャンパスであれば、高等教育機関として何ら問題ないということです」と青砥係長が話すように、これは決して夢物語ではありません。個人所有の情報端末のみとなったとしても、利用を支える重要な基盤として、学内ICT運用管理ソリューション『ExtraConsole ID Manager』の活躍が、これからもますます期待されるに違いありません。
構築から運用開始、その後のサポートまで弊社の担当者が手厚く対応。こうしたいという要望にも、すぐ回答し、管理者の満足度は高まっている。
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