賛助会員だより
愛知淑徳大学では、1995年に「ソシオメディアラボ」(旧ソシオメディアセンター)を長久手キャンパス7号棟に設立し、映像制作をメインとしたメディア教育を推進してきました。デジタル全盛期となり、旧来の映像方式SD(Standard Definition)では対応しきれなくなり、2012年にHD(High Definition)へとリプレイスを計画。そのご要望に応えるべく、当社からシステムをご提案しました。きめ細かな対応と提案性、コストパフォーマンスの良さ、システム保守の信頼性などを評価いただき、当社を選定していただきました。
「ソシオメディアラボ」がある長久手キャンパス7号棟
撮影スタジオは、映像制作から写真撮影、ナレーションなどの録音もできるよう整備。さらにプロ用機材の導入、TV中継の体験、ARやAVRの制作なども可能に。フルデジタルという環境のもと、一貫した制作スキームを学ぶことができる東海エリア有数の多目的スタジオが誕生しました。あわせて教室もリニューアル、メディア制作に集中できるようにとのご要望に、27インチ液晶一体型のデザインデスクをご提案し、広々とした机上スペースが確保できたことで、授業の質も向上しました。さらにディスカッションスペースを新設しました。人数に合わせた組み合わせが可能なテーブル、明るい空間でも鮮明な映像を映し出せるブラックスクリーンなどをご提案、プレゼンテーションなど学生の能動的な学習を促進する、アクティブラーニングも視野にいれた環境が整いました。このように多面的に施設環境を整えたことで、ラボの稼働率アップはもとより、学生の課題制作の活性化へとつながっています。
学生の制作物をアーカイブ化したいとのご要望には、映像制作や画像などを保存、共有できるシステムをご提案しました。これにより蓄積するだけでなく、過去の制作物を学生同士が閲覧可能になり、さらに映像配信もできるなど、今後の課題制作の活性化につながるインフラを構築し、ハイレベルな制作ができるだけでなく、さらなる飛躍が期待できる施設となりました。
27インチ液晶一体型ワークステーションなど、省スペースにも配慮
組み合わせ自由なデスクとイス、明るい場所での映像視聴を考慮したブラックスクリーンを採用
今回のリプレイスでは、多くの学生に活用してもらい、いかにラボの稼働率を上げるかが重要な課題でした。そのきっかけがHD化となります。さらに映像や写真の撮影・編集・画像処理、録音ができるマルチパーパスなラボになり、学生たちの使用頻度が上がりました。まずまずの滑り出しだと思っています。
計画の時点では、ラボのイメージは漠然としたものでした。明確な輪郭をなしたのは、電子システムさんのきめ細やかな対応のおかげです。使いやすいだけでなく、将来の拡張性を見据えたシステムの構築、学生が課題制作をするうえで、最高のポテンシャルを秘めた施設になりました。
またリプレイスで実現したかったのが、制作物のアーカイブ化です。これも電子システムさんからご提案いただいたシステムのおかげで、発展的な内容となりました。具体的にはテープレスの環境で制作物が蓄積できるばかりか、閲覧が可能となりました。これにより学生同士が刺激を受け、制作意欲が高まり、まさに課題制作の活性化につながるものだと期待しています。
あらゆる高度な制作ニーズに応えられ、学生たちにとって、この上もない環境が整いました。今後は課題制作の拠点として、制作物を通じて学生同士が交流し、よりよい制作が生まれる場になり、将来、こうした存在自体がラボの「強み」につながればと考えています。また、クリエイティブな発想を具現化できる場があることで、さらに学生たちの制作意欲に火が付けば、リプレイスした甲斐があります。
映像制作・写真撮影ができる多目的スタジオ
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