賛助会員だより

株式会社ニッセイコム

EXGEN Trusted Identity Center(Extic)と
アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)を活用し
安定した認証サービスを提供
〜文教大学 導入事例〜

 文教大学では、一元管理による運用負荷の低減と事業継続性の確保を実現させることを目的として、エクスジェン・ネットワークス(株)が開発した大学向けのクラウドID統合管理サービス(IDaaS:ID as a Service)「EXGEN Trusted Identity Center(Extic)」を導入し、耐障害性と可用性の高いサービスの提供を実現しています。

■導入の背景

 文教大学は、埼玉県越谷キャンパスと神奈川県湘南キャンパスに7学部(教育学部・人間科学部・文学部・情報学部・国際学部・健康栄養学部・経営学部)と5つの研究科、専攻科、外国人留学生別科を擁する総合大学です。

 「教育力の伝統校」であり、本部は、付属幼中高を含み旗の台キャンパスにあり、3つのキャンパスに分散しています。総学生数は10,129名(大学、附属幼小中高含む。平成26年度)、総教職員数は327名。

 これまで、教育及び事務系のIT化は各キャンパスに整備され、各キャンパスのセンターが管理・運営を実施しています。このため、ほとんどのシステムがオンプレミスで構築されていました。
 これらのシステムの運用・管理時に発生したこれまでの長年の課題を解決するために、クラウドサービスに着目し、検討を開始されました。

■導入の経緯

 検討段階において、これまでの課題を解決する為の各製品のメリットを整理し、現行システムの運用と比較し、課題解決の具体策を確認していきました。

 最終的に、Exticの採用時(2015年度)において、大学としてIDaaSを利用を検討した際、大学としては当面はSSOではなく、プロビジョニング機能での運用を検討していました。世界的に見ると、IDaaSはSSO中心のサービスが多く、ID統合管理を含めたサービスは、Exticしかありませんでした。また、Exticを利用すれば、将来的にSSOやフェデレーション機能も利用することが可能な点が強い魅力となり、採用を決定しています。
 将来的に利用を検討予定の機能は以下の2点。

1特にニーズの多いGoogleApps、Office365以外に多様なDBや電子ジャーナルとの連携機能が標準機能で利用できます。

2各種サービスプロバイダー(DBや電子ジャーナル)利用時、認証取得の手続きや構築作業を省略できます。

■導入効果に対する大学評価

 現在、「Extic」を導入し、本運用となって4ヶ月しか経ていないため、当初想定していた利用メリットは十二分には感じてはいないものの、運用管理の面において業務効率化が、また信頼性の面でもさらなる向上が図れています。
 今回導入した「Extic」は、文教大学がファーストユーザでありましたが、ほぼ当初工程通りに進捗し、移行においても学生サービス業務への影響も極めて少なく、大きなトラブルも無く移行できたことは効果の1つと考えます。
 さらに、付加サービスであるLDAPサーバなどのサービスをAmazonのAWS上に無停止で、かつ自動的にスケールアウトできる機能を組み入れたことで、安定運用ができています。
 最後に、エクスジェン・ネットワークス(株)においては、「Extic」はクラウドサービスでありながら、既製の製品の一方的な提供だけではなく、文教大学と共にサービスを共同開発するスタイルで対応頂き、双方にとってメリットを見い出せました。
 今後、利用対象範囲の拡大に伴い、学生サービスの更なる向上を目指し、出現する様々な課題を解決しながら、最大限に利用していきます。

システム問い合わせ先
株式会社ニッセイコム
公共情報事業本部 営業第一部
TEL:03-5742-7354(直通)
E-mail:nc@nisseicom.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
URL http://www.nisseicom.co.jp/
Extic問い合わせ先
エクスジェン・ネットワークス株式会社
TEL:03-3518-8055
E-mail:elm@exgen.co.jp
(アドレスは全角文字で表示しています)
URL http://www.exgen.co.jp/

【目次へ戻る】 【バックナンバー 一覧へ戻る】