賛助会員だより
「女性の自立と自活」を建学の精神に持つ共立女子大学は、2016年に創立130周年を迎えました。
その記念事業の一つとして、神田一ツ橋キャンパスに「新たな知の創造拠点」をコンセプトとする、新2号館が建設されました。
新2号館には、仕切りが無く、カフェエリアと併設された“オープン・プレゼンテーションエリア”や電子黒板などのICT機器を自由に活用できる“ラーニング・コモンズ”などがあり、相互交流を重視し、個々の学修を深める環境が整っています。
共立女子大学 新2号館外観
“オープン・プレゼンテーションエリア”には、ビジュアルコラボレーションツール「Solstice-ソルスティス-」が導入されています。
Solstice -ソルスティス-
各自が持ち寄ったパソコン・タブレット・スマートフォン内の画像や動画などのコンテンツをワイヤレスでスクリーンやディスプレイへ一斉に表示し、その場の人たちと情報を共有することができます。
誰でも発表を聞くことができる開放的な空間となっており、プレゼンテーションの能力向上を図れるため、ゼミの発表などで積極的に利用されています。
オープン・プレゼンテーションエリア
“アクティブ・ラーニング対応講義室”には、前・横・後方に電子黒板機能付きのプロジェクターが6面設置されています。可動式の机や椅子を動かし、各グループがプロジェクターを利用した情報共有や書き込みを行いながらの活発な学修を展開しています。
語学学修においては、授業時に各自に配布したiPadも活用しています。電子黒板上に全員の意見や問題の回答を表示。他の履修者の考えや回答を共有し学び合うことで、学修意欲が高まり、より集中して授業に取り組むことができます。
iPadを利用した授業の様子
ICT機器を活用した授業を取り入れるにあたり、操作方法やトラブルに対する不安から、システムの利用浸透までに時間が掛かる可能性がありました。そこで、新しい機器に対する不安を取り除き、教員も学生も安心して有効に利用できる万全なサポート体制が必要でした。
新2号館における先進的な学修環境に対する不安を軽減するために、システム運用を支援する遠隔サポートサービス「リモートコンシェル」と「常駐サポート」のW支援体制を導入いただきました。
リモートコンシェルは、ネットワークを活用し、不具合発生時に、当社のTOWAROWサポートセンターから専門スタッフがシステムを遠隔操作して問題解決に導きます。また、定期的にシステムをモニタリングし、稼動状態から機器情報を管理します。常駐支援においては、専任のスタッフが教室まで駆けつけて直接対応するほか、円滑な運用のために定期的に保守点検を行い、いつでも安心して使用できるようサポートしています。
W支援体制
−教務課と図書課のご担当者様にお話を伺いました。
迅速に対応をしてくれる「リモートコンシェル」と直接対応してくれる「常駐サポート」のW支援体制により、大切な授業を中断しないほか、これまで解決に時間が掛かっていた高度な技術的質問にも、速やかに対処できるようになりました。
機器の起動方法からシステム連携の手順など、些細な質問でも気軽に聞くことができる環境は、ICT機器の利活用を容易にし、教員も学生もアクティブ・ラーニングなどの授業に積極的に取り組むことができるようになりました。
アクティブ・ラーニングを実施してから、講義形式の授業よりも、グループ・ワークを中心とした参加型の授業展開を希望する学生が増えるようになりました。今後もICT機器を利用した授業展開がより活発になり、多くの教員や学生に活用されていく機会が増えると思います。新しい取り組みの障害とならないよう、スムーズな運用支援の下、教員と学生同士のコミュニケーションが深まる、自主的な学修を支援していく空間へと展開を目指しています。
ラーニング・コモンズでの
グループ学修の様子
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