事業活動報告 3

2021年度
事業活動報告交流会の実施結果

 本協会では、公益目的事業に対する理解の促進及び普及を図るため、令和3年12月9日にオンラインで加盟校、非加盟校を対象に無料で実施し、33大学94名が参加した。
 24名(教育6名、職員18名)のアンケート結果では、全員から「参考になった」との評価であった。以下にアンケートの記述について、主な内容を紹介する。

① 本協会の事業活動に対する意見・感想としては、「授業目的公衆送信補償金の分配の詳細などについてSARTRASからの報告の機会を設定いただきたい。」、「今後の授業形態の扱いやデータサイエンス必修化など文科省方針の情報が参考になる。また、開発された教材にも関心がある。」、「引き続きこのようなテーマでお願いしたい。」、「知らないことが沢山あり、学内に持ち帰り共有したい。教員の参加を促していければと思っている。」

② 事業活動報告交流会の運営等に対する意見・感想としては、「知識や今後の展望を持つために重要な会と考えている。」、「地方の大学として、リモート開催は参加しやすく、今後も継続していただきたい。」、「視聴できなかった者に対して録画データを配信いただけるのは大変助かる。早速周知したい。」、「協会の活動や他大学の動向など、貴重な情報を紹介いただき、とても参考になった。」、「テーマにしたがって、事前に伺いたいことを受け付けておいてもよいと思う。」、「ブレイクルーム等のZoom機能を活用して、情報共有が図れる場が設けられるとさらに会が活性化するように感じた。」、「参加型で実施するのであれば、挙手を利用した質問を出すなどしていただくと良いかと思った。」

会長挨拶 (向殿 政男氏)
<情報提供>
「ポストコロナ社会の学修者本位の教育を考える」 (井端事務局長)

<事業別報告>

向殿会長、井端事務局長で説明

1.教育・学修方法の改善に向けた活動

  • 分野別教育改善モデルの公表
  • 問題発見・解決型教育等(PBL)の研究
    (分野連携アクティブ・ラーニング対話集会、分野横断フォーラム型実験授業、思考力等の外部点検評価・助言モデル構想)
  • 授業改善に対する教員の意識調査

2. 情報教育の改善充実に関する活動

(情報活用教育コンソーシアムの活動、大社接続による教育のオープンイノベーションの研究、データサイエンス・AI教育のプラットフォーム)

3.大学連携・産学連携による教育支援等の振興・推進活動

  • 教育コンテンツの相互利用事業と著作権補償金制度の課題
  • 産学連携支援事業
    (学生による社会スタディ、大学教員の企業研修、産学連携人材ニーズ交流会)

4.情報環境の整備充実に向けた活動

  • 情報化関係補助金予算の要望と概算要求
  • 私立大学情報化投資額調査
  • 学修ポートフォリオシステムの参考指針

5. 教職員の職能開発の活動

  • ICT利用教育改善研究発表会
  • 教育イノベーション大会
  • 短期大学教育改革ICT戦略会議
  • 大学職員情報化研究講習会
  • 大学情報セキュリテ研究講習会
  • FD情報通信技術研究講習会など
参加者との意見交流
閉会

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