賛助会員だより
住友電設株式会社
ネットワーク運用管理システム
SEMNet Manager/OV
大規模なネットワークを有するユーザでは、運用管理のために複数のネットワーク管理アプリケーションを組み合わせて導入していることが多い。その代表的な例として、HP OpenView と HP NetMetrix との組み合わせをあげられる。さらに、各ネットワーク機器専用の管理アプリケーションを付け加えて導入している場合もある。
しかし、実際の運用管理にあたり、これらのアプリケーションは機器の設置場所などの情報を提供する手段を持たないことと、望むような運用管理を行うためにはアプリケーションをカスタマイズしなければならないこと、が問題となる。
弊社では、これらの問題を解決する手段として、HP OpenView、HP Netmetrix に
- 機器の設置場所などの情報を提供するCADシステム(これを SEMNET という)
- 運用管理に必要な機能を簡単にセットできるアドイン機能(これを SEMPLUSという)
を付加したシステム(これを SEMNet Manager という)を提供している。SEMNet Manager はトータル的にネットワーク運用管理に供することができるシステムである。
HP OpenView の主な機能
- 自動的に、ネットワーク上の機器を発見し、階層的なマップ(全体構成図、セグメント構成図など)で表示する。
- 定期的にネットワーク上の機器の稼動状況等を調べ、状態をマップに表示(停止ならば赤色、稼動ならば緑色など)すると共に、結果をログファイルに残す。
- MIBを利用して、ネットワーク機器の統計データ等の取得、ネットワーク機器の設定を行える。また、取得した値に対し、制限値が越えた場合には指定したプログラムを稼動させることやグラフ表示させることもできる。
HP Netmetrix の主な機能
- プローブ等、ネットワーク上を流れるデータを収集する装置に対し、MIBを利用し、統計情報や履歴情報を取り込み、結果をグラフィカルに表示できる。
- プロトコルアナライザー機能を持つと共に、セットしたしきい値を越えた場合に自動的にデータをキャプチュアする機能を持つ。
- セグメント間やコンピュータ間のトラフィックの混み具合を図示化し、ネットワーク構成の改善に伴うトラフィックパターンの変化を見ることや統計情報などを自動的にレポートすることができる。
SEMNET の主な機能
- HP OpenView で選択されたシンボルから、その機器が存在する図面を呼び出し、機器配置付近を拡大表示できる。
- 機器から、データコンセント、パッチパネルなどを経由して接続されているハブのポートまでの配線経路を検索できる。
- 図面上の機器シンボルに属性値(例:リース番号)を付け、任意の機能(例:リース契約書等のイメージデータを表示する)を追加することができる。
SEMPLUS の主な機能
- 重要機器の障害検知関係(例:機器・プロセス停止検知、ウインドやポケベル等での通知)
- 不正アクセス関係(例:ハブポートの ON/OFF設定、端末の不正接続検知)
- 日々のトラフィックなどの監視(例:トラフィックの収集・グラフ化、各種トラップ設定)
- 長期的なトラフィックなどの管理(例:ロギング)
- その他種々の機能をカスタマイズして提供することも可能
*HP OpenView、HP NetMetrix は Hewlett-Packard 社の登録商標です。
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