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日本データパシフィック株式会社
国士舘大学向け“TYPEQUICK”学校研修キットの導入事例
当社タイプ練習ソフト“TYPEQUICK”を情報科学センター特別講座「情報処理教育講座」および世田谷区の中高年向け公開講座でご利用頂いた国士舘大学情報科学センター講師福田收先生の導入事例についてご紹介させて頂きます。
導入成果(大学側の評価)
1996年度、本学情報科学センター特別講座「情報処理教育講座」および世田谷区高齢対策部高齢者計画課共催公開講座「中高年の就業の為のパソコン入門講座」に“TYPEQUICK”の学校研修キット導入を初めて試みました。本学「情報処理教育講座」は毎年広く本学学生(政経学部一・二部、体育学部、工学部、法学部、文学部、短大)及び大学院生に情報処理教育の機会を提供するもので、この三年間は日本語文書処理技法一般に関する講義と実習が行われております。また、世田谷区との共催公開講座はワープロ等をある程度経験したおおむね55歳以上の世田谷区在勤・在住の方々を対象にした文字どおりの入門講座でした。
パソコン初学者にとって、キーボート操作習得がその後の学習に大きな影響を及ぼすことは衆目の一致するところでありましょう。キーが思うように打てない挫折感はある意味でコンピュータサイエンスへの興味を失わせる最初のきっかけにもなり得るものです。こうした障壁を取り除くために教材工夫などの個人的な努力をしてきたものの、やはりキーが打てるとは現勢的身体に働きかけることにより身体図式すなわち習慣的身体の動的構成法則を組み替え豊かにすることである以上、どうしても紙面上の教材レベルでは限界がありました。ましてや公開講座の高齢者の方々のように習慣的身体に確固たる恒常性が認められる場合などは困難であると言わざるを得ません。
そこで今回学校研修キットを導入した訳ですがさまざまな効果が顕著になりました。まず、キーボード操作に対する関心が高まり打鍵を楽しめるようになったこと。些細なことかもしれませんがこれは単に意識に働きかけるだけでは得られない身体的動機づけの効果があったと思われます。次いで、タイピング速度や字数などの目標設定とその詳細なデータ分析機能により練習の到達感が各個人レベルで得られること、また、テンキー用の問題等も用意されているため、単なる文字入力練習に限定されない実用性に対する視野が拓かれる等々が挙げられます。総じて身体図式が豊かになったと言えるでしょう。ただ、導入するにあたって課題が残されているのも事実です。ソフト上ではスピードも正確さもそこそこの結果が得られるのに、実際の文字入力や数値データ処理などの場面ではどうもうまくいかないといった現象が生じることもありました。ディスプレイ上ではしかるべき反応が可能なわけですが、実際入力対象が少しでも「複雑な」ものになると、ひたすら無意図的・仮想的に打鍵していた場合などは問題解決のための習慣性とのギャップに気づくことになるわけです。これは講義担当者が各ソフト使用者に「〜のためのソフト」という目的意識を明確に植え付けておかない場合に生じる現象だと思われ、この点は指導者側がしっかり留意しておくべき課題だと言えるでしょう。
問い合せ先 |
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日本データパシフィック株式会社 |
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TYPEQUICK事業部 担当:三浦 |
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TEL:0425-73-6721 FAX:0425-73-6728 |
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E-mail:dpj@ca.mbn.or.jp |
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