賛助会員だより
日本電気株式会社
稚内北星学園短期大学
画像管理/双方向通信を活用した
マルチメディア教育システム導入事例紹介
稚内北星学園短期大学は日本の最北端に位置しています。同学園では、開学以来常に最先端のコンピュータ教育を目指しており、現在、インターネットとネットワークマルチメディアを特色としたカリキュラムの授業を行っています。同学園の教材がインターネット上に置かれていること、生徒一人一人がホームページを持つ先進的な教育、1995年には、全国に先駆けてJava言語の講座を開設など、その内容をインターネットで公開していることでも注目を集めている学園です。
●システムコンセプト
同学園理事・副学長である丸山不二夫教授が提唱している「リベラル・アーツ」を目指したネットワークマルチメディア環境の構築にあたり、以下をシステムコンセプトとしました。
- 画像・音声などのマルチメディアデータをリアルタイムで双方向通信する。
- デジタルビデオをATM上で実現する。
- 情報発信・情報利用の教育ができる。
- インターネットへの自由なアクセス。
●システム概要
クライアント(EWS4800)、ビデオサーバ(UP4800)、エンコーダシステム(EWS4800+MPEG2エンコーダVL7000)をATMスイッチ(ATOMIS7)で接続しています。アプリケーションには、VODシステムHYPERMSとグループワークシステムATM版OfficeMermaidを採用しています。
また、各クライアントには、ヘッドセット、8ミリビデオ、タブレットをはじめ、オーディオ出力を切り替えるためのミキサー類を装備し、動画像、音声、ビデオ等のデータをリアルタイムで双方向通信するマルチメディアネットワークを構築しています。
日本の教育機関で、実用的なMPEG2準拠のVODシステムを導入するのは、同学園が初めてであり、最北端での最先端技術を実現しています。
新システムの導入により、同学園のマルチメディア教育ネットワークにおいて、映像・音楽を駆使したさまざまな可能性を探求でき、学生がコンピュータで自己表現をする能力を身につけるための新設講座AV論などの教育研究環境を支援しています。
●最後に
弊社では、同学園のような先端的なシステム支援を行うことで、ATMネットワークを核としたマルチメディアサービスの充実を目指しています。
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