賛助会員だより

株式会社きんでん


京都造形芸術大学向け
キャンパスネットワーク導入事例



導入経緯

 学校法人瓜生山学園は、京都造形芸術大学と京都芸術短期大学を併設する芸術系大学である。1998年度に、日本で初めてインターネットを利用した通信教育学部を開設するなど、伝統芸術に加えて、新しい教育や芸術表現の場を積極的に取り入れている大学である。
 今回、ネットワーク上での表現活動を支援することと、学生・講師相互の情報共有、国内外の作家・研究者との情報交換・共同研究を目的として、キャンパスLANを構築した。


システム概要

 瓜生山学園は、京都市東部北白川の瓜生山に20あまりの校舎で構成されたキャンパスである。今回はこの内、15校舎間に光ファイバケーブルを敷設し、2校舎には専用線等を利用してキャンパスネットワークに接続した。
 インターネット接続用サーバやネットワーク機器の大半は、空調設備、専用電源、OAフロアを完備した専用の「サーバルーム」に設置した。
 主要建物間には、将来のマルチメディアコンテンツの情報量増大に対応できるよう、ブロンファイバケーブルを布設した。ブロンファイバは、中空のパイプケーブルを布設した後、圧縮空気で光ファイバユニットを通線する配線方法で、光ファイバ回線の増設が容易で低コストに実現できる。
 ネットワーク構成は、大容量バックプレーンを持つBayNetworks社のSW-HUBを3校舎に設置し、100BASE-FXにてループ状に接続し、信頼性を向上させている。
 さらに、インターネットを利用するためのDNS・メール・Web・Proxy・リモートアクセス等の各サーバとクライアントパソコンを導入し、学生、講師の研究・創作活動を支援している。
 また、セキュリティ対策として、ファイアウォールサーバ、SW-HUBのバーチャルLAN機能、ルータのパケットフィルタリング機能を用いて、高度なセキュリティを実現している。


弊社の事業概要

 弊社は、総合設備エンジニアリング−建築系システムインテグレータであり、メーカーを問わずフレキシブルな機器構成と豊富な技術力・施工力により、お客様に最適なシステムを構築致します。
 弊社では、瓜生山学園様のように、ネットワークのインフラからネットワーク機器、インターネットサーバ構築、またそれらに付随する電源設備、空調設備、内装設備等、ネットワーク構築に必要なすべての要素を盛り込んだトータルシステムをご提案させていただきます。



お問い合わせ先
 株式会社きんでん
 第二エンジニアリング部 情報伝送課 松井
 TEL:03-3447-3170 FAX:03-3447-7383
 E-mail:matsuis@eng2.kinden.co.jp

【目次へ戻る】 【バックナンバー 一覧へ戻る】