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 私情協ジャーナルでは、会員大学・短期大学における教育や環境に関する情報を今号から掲載することになりました。次号(10月末発刊)への掲載情報を募集していますので、掲載希望の方は、p.36をご覧の上私情協事務局まで問い合わせ下さい。



情報教育設備の質と量 −京都産業大学−

 人文、社会、自然の3分野、6学部を擁する京都産業大学においては、情報リテラシ教育と専門教育に利用する情報教育設備は一様ではなく、多種多様な設備が求められる。
 この要求を可能な限り満たすため、1999年4月、MacOS搭載機107台とLinux / Windows NTを利用できる AT互換機603台を導入した。AT互換機は Linuxと NTをデュアルブートとすることによってすべての分野で利用できる。
 これによって、現在、大学教育に求められている情報リテラシ教育と専門教育において、設備の性能・機能としての質と、多くの授業と受講生が利用できる設備規模としての量を満たすことができる。

京都産業大学 計算機センター
  教育研究システム課 坪内 伸夫
  TEL:075-705-1483
  E-mail:tubo@cc.kyoto-su.ac.jp



広島国際学院大学 マルチメディア演習室

 昨年度、老朽化していた視聴覚教室(1989年)のリプレースを行いました。設計にあたっては、情報教育・研究部会が中心となり、利用者の意見収集を行ったほか、運用に関しても教務課に働きかけて、講義への利用時間を午前中に限定するなど、学生が自由に使える時間をできるだけ増やすよう努力しています。
 教室に設置した、90台のWindows98パソコンは、学生のE-mailアカウントでサーバが認証をして利用します。サーバと連携して利用情報を管理することで、何処の席に移っても学生個人の環境で利用できるようにしています。
 インターネットへの利用はもちろん、ビデオやレーザディスクの映像をWindows内に表示できるほか、島単位にカメラを備えてビデオ会議等の演習も可能としています。

広島国際学院大学 情報処理センター
  TEL:082-820-2345(代)



国士舘大学鶴川キャンパスへマルチメディア教室を設置

 国士舘大学マルチメディア教室はPower Mac G3 (300)48台に640MBのMO、それに通常のLL設備を備えた施設で1999年3月23日に完成した。隣接する編集室では、さらに進んだ教材編集を行うための設備や、作成した教材や作品をCD-ROMに焼き付ける機器を備え付けている。 
 現在のところ外国語科目を中心に授業が行われており、その中で学生が自分で自分の教材を打ち込み、それを単語の意味や文化的事項など、いろいろな情報にリンクしたマルチメディア教材を造り上げるよう指導されている。また今後各学生が担当内容について、プレゼンテーション用のソフトを使用しながらマルチメディア的な発表を行えるよう指導し、論理性を含めた表現力養成を目標に指導していく方針である。

  国士舘大学 教務部教務課 上田 節男
  TEL:042-736-2331 FAX:042-736-5483
  E-mail:uedas@kokushikan.ac.jp



大阪電気通信大学 マルチメディア教育環境の構築

 大阪電気通信大学では、教育のメディア化の推進ならびに情報教育・情報処理教育設備の整備の一環として、二つのOS(Windows NT と Turbo Linux)を利用できるマルチメディア教育環境を構築した(平成11年3月完成)。
 導入したクライアント約160台は、両OS共に動画や音声等を扱うことができ、モニタは全て液晶モニタを採用した。また、導入した三つの教室間では、提示映像と教員の映像を合成した映像情報ならびに音声情報のやり取りができる遠隔講義の環境を実現している。
 さらに、一般の講義時には、学生用の液晶モニタを机に格納することができ、教員から学生側への見通しを良くして教育に専念できるように配慮した設計となっている。

大阪電気通信大学 情報処理教育センター
  E-mail:ecip-staff@ecip.osakac.ac.jp



大阪経済法科大学 多機能マルチメディア講義室システムの完成

 本学では、教育環境のさらなる高度化・多機能化を図るためにマルチメディア講義室システムを新たに導入した。新システムは、マルチメディア講義室2室(2201、5100号教室)とコンテンツ作成を目的とした編集ラボを備え、VODサーバを核にタッチパネル操作による動画・静止画・音声・テキストデータ等多種多様なコンテンツ配信を可能にした構成となっている。2201号教室は、液晶モニター付きのPC端末(Pentium 350MHz)50台を配備しており、100インチのツインリア式プロジェクターによる出力機能と共に、最新の語学CAIシステムにも対応している。5100号教室(座席数330)では、VODサーバに蓄積された動画はもちろんのこと、S-VHS、DVDをはじめ書画カメラやプリセットコンビネーションカメラによるリアルタイム画像、インターネット情報等を120インチのツインリア式プロジェクターで出力できるシステムを採用している。新システムの導入により、今後の教育効果が期待されている。

1999年5月10日(※マルチメディア講義室システムの完成日は1999年3月30日)
  大阪経済法科大学 情報科学センター
  TEL:0729-41-821



東京工芸大学 マルチメディア装置導入による建築設計製図教育の改善

 製図室の20人単位のブース毎に、学内LANに接続したPCと書画カメラ、VTRを入力装置とする画像投影システムを設置した。個別対応になりがちなエスキスチェックや講評を拡大投影して、全員で共有化することにより授業を活性化させる。また、デジタル化を推進するため、デジタルツールを用いた学生作品を表示可能にしている。今後は、教材データベースやインターネットから必要な資料をその場で提示することと、システムを拡張してインターネットを経由した学外との協同教育を試行する。

1999年3月31日完成
  東京工芸大学 工学部建築学科 眞鍋信太郎
  TEL&FAX:0462-42-9543
  E-mail:manabe@arch.t-kougei.ac.jp



武庫川女子大学 全学規模でマルチメディア教室の利用始まる

 昨夏より全学的に整備を進めてきたマルチメディア教室(全学共用教室10室、学科利用が中心の教室等11室)が3月末に完成し、4月から利用が始まった。全学共用教室では120インチスクリーン2面と高輝度プロジェクタを備え、ビデオ、DVD、LD、CD、MD、カセット、書画カメラ、パソコン画面など各種ソースを提示できる。機器の操作は専用操作卓のタッチパネルで一元的に行うが、タッチパネル用に独自ソフトを開発し、初心者でも無理なく行えるように工夫した。また、操作卓は情報コンセントを備え、パソコンをインターネット等に接続した状態で授業を進めることができる。学科利用の教室は、簡易型操作卓に加え、学科独自の機能を実現した環境になっている。教員等からは、「使い易い」、「学生が授業に興味を持ってくれる」という声が多く出ている。

武庫川女子大学 情報教育研究センター
  TEL:0798-47-1212



立正大学 情報教育における無線LANの活用

 昨今の大学を取り巻く社会環境を考えると設備投資を抑え、いかに情報環境のサービスレベルを維持、向上させるかが最大の課題である。本学では、この課題を克服しながら、かつ時流にあった情報環境を整備するための一手段として、無線LANの導入が有効であると判断した。現在、一部の一般教室を最小限の改修工事でワイヤレス環境に変更して利用を始めた。採用した無線LANは、伝送速度2Mbps(2.4GHz帯)のインターネットプロ社「UTE 10」シリーズである。
 支線LANを6台の親機(アクセスポイント:AP)に接続、子機(ステーションアダプタ:SA)をノート型パソコンのPCMCIAスロットへセットすることで、約70台が同時利用できる。今後は、情報機器の多様化に伴うモバイル環境も考慮した情報環境の整備計画を進めていきたい。

1999年5月7日完成
  立正大学 情報処理センター 東川 昌之
  TEL:03-3494-8150 FAX:03-5487-3342



立命館統合情報システム(RAINBOW)について

 立命館大学の情報基盤(通称RAINBOW)は1994年に運用開始し、本年4月に第3期目の整備が完了しました。基幹ネットワークにギガビットおよびファーストイーサネットチャネルを採用、キャンパス間はATMメガリンク(25Mbps)で結び、対外接続は京都大学(NCA5)とISPに各1.5Mbpsで接続、公衆回線からの接続は253回線を提供しています。情報端末として、Windows NT 2,200台、MAC 100台、UNIX 485台を設置しています。また各種データベース(OCLC、朝日新聞全文検索等)、無線LAN、高速演算サーバ(32CPU並列マシン)など多様なニーズに応えるサービスを提供しています。全学生に対してアカウントを発行するとともに、情報リテラシー講習会を行い基本的な情報スキルを習得します。

参照: 立命館大学ホームページhttp://www.ritsumei.ac.jp/
  立命館大学 教育研究システム課(衣笠)
  三谷 恭弘 E-mail:ymo03693@st.ritsumei.ac.jp




"What's New"への掲載情報募集!



 私情協ジャーナルでは、会員大学・短期大学における教育や環境に関する情報を今号から掲載することになりました。 つきましては、下記の通り掲載情報を募集しますので、奮ってご応募下さい。

  1. 内容
     大学・短期大学における情報教育(情報技術を活用した教育も含む)や情報環境に関するもの。
     例:マルチメディア教室の完成、教育システムの開発、など。

  2. 字数
     350字以内

  3. 記述必要事項
     タイトル、完成日、担当者名(部署名)、問い合わせ先(TEL、FAX、E-mailなど)。

  4. 申込締切と原稿締切
     申込締切はジャーナル発刊日の2ヶ月前まで、原稿締切はジャーナル発刊日の1ヶ月半前まで。

    ジャーナル発刊 平成11年10月末 平成12年1月末 3月末
    申込締切  8月末  11月末 平成12年1月末
    原稿締切  9月16日  12月15日 平成12年2月15日
  5. 資格
     私情協の会員大学・短期大学の教職員。

  6. 注意事項
    (1)年度内での同一人物(メンバー、部署)による複数応募は認めません。
    (2)応募件数は毎号10件までに限定させていただきます。
    (3)原稿の採否については広報委員会が決定し、内容によっては掲載をお断りする場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

  7. 送付方法
     データファイル(MS-WordまたはMS-DOSテキスト形式)を電子メールで送付、もしくはフロッピーディスクで郵送下さい。

  8. 問い合わせ・送付先
     社団法人 私立大学情報教育協会事務局 〒102-0073 千代田区九段北4-1-14 No.1山崎ビル4F
     TEL:03-3261-2798 FAX:03-3261-5473 E-mail:info@shijokyo.or.jp



会員の皆様へ

会員代表者および事務連絡先の変更がある場合は、速やかに私情協事務局までご連絡下さい。(連絡先は上記までお願いします。)


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