平成16年度
事務部門管理者会議 開催報告

開催日

平成16年11月30日(火)

会  場

アルカディア市ヶ谷(東京、私学会館)

主  催

社団法人 私立大学情報教育協会

開催趣旨

教育の質的向上、人材育成を実現するための情報技術の活用について、理解の普及を図るため、教育支援の在り方、著作権処理、個人情報の取り扱い、補助金の活用など大学としての取り組みが欠かせない課題について説明する。

参加対象

  当協会加盟の法人・大学・短期大学の事務局長、部長、課長の管理職員
     
参加者数   223名
(134大学、6短期大学)
 

 

開会挨拶
  社団法人 私立大学情報教育協会 戸 高 敏 之 会長

講 演
「授業改革の試みと学習支援のための組織的な取り組み」
石 澤 末 三 氏(帝塚山大学学長)他

 学生の学力の低下と学習意欲の欠如という教育課題を克服するため、教員と職員組織が協力して情報技術を活用した授業改善に取り組んでいる実例(16年度文部科学省特色GP採択)を紹介し、今後、大学に求められる組織的な課題について提言された。


問題提起
「教育の産官学連携を考える」

井 端 正 臣 事務局長(社団法人 私立大学情報教育協会)

 大学が社会から期待される人材育成に応えるためには、問題発見・解決能力、自己実現能力、コミュニケーション能力など社会での即戦力が要請されている。それには、学習の動機付、体験を取り入れた教育が不可欠で、社会での現場・経験を教育に組み入れる工夫が必要となる。大学単独で教育改革進めるには十分でなく、産業界をはじめとする社会のあらゆる関係機関の支援・連携、いわゆる「共生の教育システム」が必要となる。



話題紹介
「個人情報保護法施行に伴う電子化対策の考え方」

司会・総括: 私立大学情報教育協会事務局

説 明   : 斉 藤 和 郎 氏(札幌学院大学情報処理課長)

 
17年度施行を前に学生の個人情報の取り扱いについて、とりわけ情報技術環境における大学の取り組み事例を紹介し、本協会実施の個人情報保護へのアンケート結果を踏まえ、具体的な保護対策について意見交換を行い、共通理解を深めた。



斉藤 和郎氏


本協会事業の紹介
  社団法人 私立大学情報教育協会事務局

「ネットワークによる大学間著作権処理事業の紹介」
 本協会が文化庁著作権課の下で実施する電子著作物の権利処理事業の実施について報告した。
「教員のための情報技術のe講習、情報倫理教育のe-ラーニング教材の紹介」
 本協会が実施している教員向けの情報技術の講習、情報倫理教育を支援するためのe-ラーニング教材の開発を報告した。
 


「情報関係補助金に関する申請のノウハウ」
社団法人 私立大学情報教育協会事務局

 補助金の補助対象の範囲や申請上の留意点について紹介を行い、学内の予算編成に有益な情報提供を行った。