15:30 |
テーマ別自由討議(4テーマ同時に実施。途中10分休憩) |
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A |
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個人情報の活用と保護 |
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課題提起者: |
斉藤 和郎 氏(札幌学院大学情報処理課長) |
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2005年4月より「個人情報の保護に関する法律」が施行されるにもかかわらず、教育機関における個人情報保護対策は遅れているといわれている。学生数の多寡によらず、すべての大学は、法律や文部科学省の公示したガイドラインに従い、個人情報保護に取り組まなければならない。
本分科会では、学生個人情報のデータベース化の中で、その保護と適正な運用管理を実施するための規程を「情報セキュリティポリシー」の対策基準の一つとして制定した札幌学院大学の事例をもとに、全学的な体制づくりの中でいかにして情報の活用と保護を図っていくべきかについて議論した。
<キーワード> 個人情報保護、セキュリティ、ポリシー、学生支援、データベース化
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B |
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e-Learningの実践(1)−授業と学習の統合的支援− |
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課題提起者: |
冬木 正彦 氏(関西大学工学部教授) |
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大学におけるe-Learningの実施形態としては、予習・復習のための補講型、授業時間内に行う同時学習型、教員による授業と併用する混合型、eラーニングだけで単位を与える独習型などさまざまタイプが試みられ、それぞれに特色があるが未だ決定的と言えるものはないのが現状である。
本分科会では、予習・授業・復習のサイクルをe-Learningによって統合的に支援し、教育の質の向上を狙った関西大学の先進的な取り組みについて紹介して頂き参加者とともに討議を深めた。なお、この取り組みは平成16年度の文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム (現代GP)「ITを利用した実践的遠隔教育(e-Learning)」の一つに選定されている。
<キーワード> 授業支援型e-Learningシステム、授業コンテンツ、学習コンテンツ |
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C |
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教育力向上のための教育支援組織体制 |
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課題提起者: |
中津川 平伍 氏(東海大学教育支援センター教育支援課課長) |
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学生の多様化が進行する中、教育の質の向上を図り、学生に興味を喚起させ学生の満足度を高めるための教育改善が強く求められている。そのためには、個々の教員の教育力を向上させることはもちろんのこと、そのための教育支援体制を全学的に確立していくことが望まれる。
本分科会では、東海大学より教育支援センターを中心とする先進的な実践事例を紹介いただきながら、今後の支援組織体制づくりのあり方、支援内容の工夫等について、討議を深めた。
<キーワード> 教育力向上、教育支援組織体制、教育改善、教授法開発、FD活動 |
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D |
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社会支援を取り入れた教育政策と課題
−東京電機大学情報環境学部におけるプロジェクト科目を核とした産学連携−
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課題提起者: |
中村 尚五 氏(東京電機大学情報環境学部長) |
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大学・学部が取り組む教育課題の一つに、系統的に学習してきた内容や複数の異なる分野の内容を総合化し、そして実践していくという「学習の場」や「学習支援システム」の構築という課題が、最近大きくクローズアップされてきている。
そこで本分科会では、2001年4月に開講した東京電機大学情報環境学部が進めてきた、学生の自主自立を目指した下記のキーワードで示したような、社会支援を取り入れた独創的な教育システム事例紹介を受け、今後の「産官学連携」課題や周辺の教育システムなどについて討議を進めた。
<キーワード> 産官学連携、プロジェクト科目、自己学習支援システム、ワークショップ、単位従量制 |
10:00 |
テーマ別自由討議(4テーマ同時に実施。途中10分休憩) |
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E |
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教員による情報活用と個人情報保護 |
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課題提起者: |
堀部 政男 氏(中央大学法科大学院教授) |
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2005年4月より施行された「個人情報の保護に関する法律」を踏まえ、各大学においても個人情報保護に関する規程の整備、組織体制づくりなど、事務管理の面において取り組みが始められている。その中で、学内教員への周知徹底、教育活動における情報活用と情報保護など、大学として検討すべき課題も数多い。
本分科会では、授業、演習、ゼミなどの様々な教育の場面における学生情報の活用に関して、実際にそれらを取り扱う個人情報取扱事業者の義務など法的な問題も含めてその留意点を掲げ、大学が今後取り組むべき対策について討議を深めた。
<キーワード> 個人情報保護、教育活動、学生情報の活用、情報管理と共有化 |
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F |
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e-Learningの実践(2)−e-Learning教材の開発と利用のあり方− |
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課題提起者: |
鈴木 恒雄 氏(金沢大学総合メディア基盤センター教授) |
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e-Learningシステムがパッケージソフトとして手軽な価格で入手できるようになり、大学や企業で導入されてきている。e-Learning教材は様々な科目で開発されているが、その利用方法は手探り状態である。
本分科会では、このようなe-Learningシステムをどのような部分でどのように利用すれば効果があるか、利用上でどのような問題点があるのかについて、e-Learningを実践されている金沢大学から事例を紹介いただき、今後のe-Learningの利用と問題点を検討した。
<キーワード> ブレンディド・ラーニング、e-Learning、教材開発、開発サポート、対面授業 |
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G |
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教材コンテンツ作成のための支援体制 |
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課題提起者: |
東 孝博 氏(獨協大学副学長)
原田 豊 氏(獨協大学情報センター教育支援室課長補佐) |
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教材作成支援には、その支援体制のあり方を含め、講義支援システムの運用、授業レポートシステムの運用、授業のアーカイブ化、著作権処理等を考えた学内体制をどのように形成するかが問われている。また、外部との関係ではアウトソーシングや、他大学との合同ゼミやコンテンツ共有問題の扱いが問われている。
本分科会では、教育支援室に先進的に取り組んでいる獨協大学の事例を紹介いただき、教材作成支援体制のあり方について参加者とともに討議を深めた。
<キーワード> Web教材、教材作成支援、授業レポートシステム、授業のアーカイブ化、アウトソーシング |
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H |
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社会科学系分野における双方向型の教育 |
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課題提起者: |
松島 桂樹 氏(武蔵大学経営学部教授) |
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学生の学力低下が大きな問題になっているが、教育する側が変わることで学生の学ぶ意欲を引き出し、望ましい教育の場を作り出すことも可能であると考えられる。しかし、どのように変えればよいかについては模索の段階で、各大学によって取り組み方も色々である。
本分科会では、武蔵大学が行っている双方向型の教育事例を、教育支援ツール、外部資産の活用、授業におけるIT活用、大学としてのe-Learningの取り組み方などの視点からを紹介していただき、こうした教育の取り組みへの課題を含めて討議を進めた。
<キーワード> 学外連携、教材共同利用、教育力向上、双方向型教育、携帯電話活用、e-Learning |